愛猫が大満足してくれる3つの『スキンシップ法』 猫が身も心も許したくなっちゃう極上のタッチとは?

愛猫が大満足してくれる3つの『スキンシップ法』 猫が身も心も許したくなっちゃう極上のタッチとは?

愛猫とのコミュニケーションには、スキンシップは大切な要素です。しかし、スキンシップの方法に不安を感じている方もいるかもしれません。今回は、猫が大満足してくれるスキンシップ法を3つ紹介します。誰でも簡単に、上手にできる方法です。さっそく今日から試してみてください。

1.なでる

頭を撫でられる猫

愛猫と実践できるスキンシップのうち、簡単にできるのが撫でることです。

猫との信頼関係を深めて、同時にリラックスや安心感を与えることができる重要な行為です。

猫の被毛には流れがあり、一般的に頭からしっぽの方へ、背中から後方腹部側へ生えています。この毛の流れに逆らって撫でてしまうと、猫は不快に感じるかもしれません。頭や背中は、後方に向かって撫でましょう。

基本的にしっぽは神経が通る繊細な場所です。しっぽの付け根を軽くたたいたり、やや強めに撫でられたりするのが好きな猫もいますが、猫が望まないときにはあまり触らないようにしましょう。

撫でるときには、通常、手のひらを使いますが、髪の毛を手ぐしでとかすように、軽く指先を立てて、指先で撫でるのも猫には好まれます。

指が被毛の中にまで届くことで皮膚に適度な刺激を与えられ、血流を良くする効果があります。力加減に気をつけてください。

ただし、猫は気分が変わりやすい動物です。撫でているときは、常に猫の反応を見ながら行い、猫の好みに合わせたやり方で実践しましょう。しっぽをパタパタさせてきたら、「もうやめて」の合図です。

2.抱っこする

男性に抱っこされる猫

抱っこは猫との触れ合いの中で、親密さを深めるバツグンの方法です。

猫は子猫の頃から人に抱かれた経験があると、大きくなっても抱っこを好むようになります。もともと抱っこが好きではない子だと、すこしむずかしいかも知れません。

ただ、持ちあげられるのが好きではない猫も、膝に乗るのは好きな猫がいますので、猫がリラックスできる方法で、ゆったりした時間を過ごしましょう。

ただし、猫を抱っこするときには、できるだけほかのことをせず、猫とのコミュニケーションを優先することが大切です。

スマホやテレビを見ていることで、猫の体勢が不安定な状態になる可能性があり、転倒の危険があります。また、スマホやテレビの音や映像が猫への刺激となり、十分なリラックスの妨げになる可能性があるためです。

猫の中には、撫でることはできるけど抱っこはできない猫もいるかもしれません。抱っこに慣れていない猫は、まずは膝に乗せるよう慣れさせていくようにしましょう。

猫の様子を見ながら、無理のない抱っこをするのが大切です。

3.マッサージをする

頭皮マッサージ

身体の疲れを癒すマッサージは、猫も大好きです。ふつうに撫でる以上に大満足してくれるでしょう。

猫にマッサージを行う際には、以下のポイントに留意することが重要です。

  • 落ち着いた静かな場所で行う
  • 指輪や時計は外しておく
  • 適度な力加減で
  • 嫌がる場所は避ける
  • 猫の反応を見ながら行う
  • 猫が眠くなれば終りにする

指圧やツボなどは、解剖学や東洋医学などの勉強が必要になりますが、ただ、猫が好む場所をマッサージしてあげるだけでも効果はバツグンです。

マッサージには、「クルクルと円を描くように動かす」「滞りをなくすようなイメージで優しく揉む」「皮膚を軽くつまみあげる」などの手法があります。猫の皮膚が軽く動くくらいの力加減で、頭から後方に向かって行いましょう。

顔には臭腺がたくさん集まっているので、多くの猫が顔周りのマッサージを好みます。

こめかみをクルクルしたり、耳を手で包み込むように揉んだり、あごの下からほっぺたまで指先で掻いてあげると喜びます。また、肩甲骨あたりの皮膚を軽く揉んだりつまんだりすると血行がよくなり、うっとりと気持ちよくなってくるでしょう。

マッサージは、猫の反応を見ながら行うことが基本です。もし特定の場所を極度に嫌がったり痛がったりするようなら、一度動物病院で診てもらうことも忘れないでください。

まとめ

ウインクする猫

猫とのスキンシップは飼い主への信頼を深め、お互いにリラックスできる最高のコミュニケーションです。

猫の反応を見ながら、無理のない方法で実践することが大切です。

スキンシップは楽しい時間を過ごせるだけではありません。猫のストレス解消につながったり、血行を良くしたりするなどのメリットもあります。

また、意識して猫の身体に触れることで不調な部分に気付きやすくなり、猫の健康面にも役立ちます。ぜひ実践してみてください。

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