猫を家族に迎えたら…愛猫としてほしい3つの約束 最期まで共に生きるために

猫を家族に迎えたら…愛猫としてほしい3つの約束 最期まで共に生きるために

2023年に実施した日本ペットフード協会の調査によれば、猫の推定飼育数はおよそ「906万9千匹」であることが明らかになっています。私たち飼い主は、猫の数だけ、猫を幸せにする責任があります。これからご紹介する3つの約束を守り抜き、猫と人のお互いが、よりよい生活を送れるように歩んでいきましょう!「モーセの十戒」ならぬ「猫の十戒」もあわせてご紹介しますので、どうぞご覧ください。

1.最期まで命を預かる責任を持つこと

きりっとした横顔の猫

猫は飼って終わりではありません。

人と同様に長寿化が進んできており、15年、長くて20年ほどの猫生を送ることが一般的になってきました。

一緒にいる時間が長くなれば、愛猫の身体や行動に、徐々に変化があらわれてくるようになります。

例えば、シニア猫になると、動きがゆったりとなったり、あまり遊ばなくなってきたりする傾向があります。

末永く健康に暮らせるように、基本的なワクチン接種や定期健診など、健康ケアを心がけていきましょう。

最近ではペット保険も多様になったので、導入を検討してみてもよいかもしれません。

2.常に猫目線で寄り添うこと

寄り添いあう2匹の猫

猫はときに、飼い主さんが困ってしまうような行動を取ることもあります。

しつけが難しい生き物ゆえ戸惑うこともありますが、忘れてはいけないのが「猫目線」で考えることです。

「お腹が空いていたからかな?」「いつもと違う環境がストレスになったのかな?」というように、さまざまな視点で考えてあげてください。

困った行動を修正するために、まずは行動自体を阻止できるように対策し、それでも改善されない場合は、別の手段を考えることをオススメします。

猫を怖がらせてしまうため、怒鳴るようなことは控えてください。

猫目線で寄り添うことで、飼い主さんへの信頼度もアップすることでしょう。

3.猫のカラダ・習性を知ろうとすること

毛糸のボールで遊ぶ猫

基本の飼い方が理解できてきたなら、猫そのものを追求しましょう。

最近では、書籍やインターネット、SNSなどで、猫全般のことを知れる時代となりました。

絶対に必要とまではいかなくても、知っておいてよかったと感じる瞬間が、少なからず出てくることでしょう。

「どうしてトイレの直後にダッシュするの?」「どうして人が寝た後から運動会をし始めるの?」そんな疑問も習性を知ることで、答えが見つけやすくなります。

猫に関する資格も豊富にあるので、年に1回程度開催される「ねこ検定」など、オンラインで受験できるものから、試してみてもよいでしょう。

猫飼いのための「猫の十戒」もある

聖書のイメージ画像

十戒(じっかい)とは、簡単に言えば「守るべき約束」のことです。

元祖は、神様がイスラエルに与えた決まりごとである「モーセの十戒」のようですが、猫の十戒は、これを参考にしているのではないかと言われています。

過去には、公益社団法人 日本愛玩動物協会 長崎県支所のホームページにて掲載されていましたが、残念ながら、現在は参照できないようです。

しかし今でも、多くの猫飼いさんから支持を集めているのを知っていますか?

猫から人への10のメッセージには、「私を崇拝しなさい」「私が年をとっても世話をしなさい」「私が家族になってやる」といったキーワードが含まれており、少し上から目線で、猫の生き様を教えてもらっている気持ちにさせられます。

興味のある方は、ぜひ調べてみてくださいね。

まとめ

猫の前足

今回ご紹介した3つの約束の内容は、ほんの一部にすぎません。

猫と共に生きていくためには、お互いに支え合っていく必要があります。

最も重要な約束は「最後まで命を預かる責任を持つこと」ではないでしょうか?

人生とは予想だにしていないことの連続ですが、何があっても猫を手放さないという覚悟を持ってほしいものです。

猫を家族に迎え入れたのなら覚悟を決めて、一緒に歩んでいく道を進み、愛猫を幸せで満たしてあげましょう。

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