猫と暮らす人がやったほうがいい『インテリアの防衛対策』4つ 厄介なのは爪とぎだけじゃない!

猫と暮らす人がやったほうがいい『インテリアの防衛対策』4つ 厄介なのは爪とぎだけじゃない!

猫と一緒に暮らすことになったとき、家や部屋が「爪とぎ」でダメージを受けるのが心配になることと思います。しかし猫飼いの自宅では、爪とぎ以外にもトラブルがたくさん。ここでは家具を守る対策をご紹介します。

1.畳の上にクッションフロア

爪とぎされた畳と猫の手

日本の住宅でもフローリングが主流となっていますが、1室でも畳の部屋をもうけているお家は多いもの。約7割の家には、畳のスペースがあるそうです。

しかし、せっかく用意した和室でも、その畳を愛猫に荒らされる可能性はゼロではありません。爪でバリバリとひっかかれてボロボロになるだけでなく、嘔吐や排泄の粗相をされると目詰まりやシミにもなり、とにかく始末が悪いのです。

畳のある家で猫を飼うとしたら、畳の上にクッションフロアを敷いて畳を保護するのがおすすめです。ビニール製のシートなので、撥水性も高く、嘔吐物や排泄物などをキレイに掃除することができますよ。

「和室なのにビニールタイプのクッションフロアは…」と、木製のウッドカーペットを好む人もいますが、表面に溝のあるものは汚れが入り込んでしまうのでかえってお手入れが大変になるため注意が必要です。

また、ビニール素材だったとしても、ゴザタイプや竹ラグ風も掃除がかなりの手間なので、大のお掃除好きの方以外は避けることをおすすめします。

2.ソファには丸洗いできる防水カバー

ソファに排泄した猫

猫に爪とぎをされることを考え、ソファの素材は「合成皮革(合皮)」を選ぶという人も多いはず。

合成皮革(合皮)は撥水性が高く、汚れが浸み込みにくく、猫の毛の掃除もしやすいなどメリットは多数あります。本革や布製だと、汚れや傷に弱く、爪とぎをされやすいデメリットもあるからです。

しかし、コスパやお手入れのしやすさが優秀とはいえ、合皮も爪とぎの餌食になるのは事実です。ツルツルとした素材で爪がひっかかりにくいのですが、猫が一度ひっかきはじめたら、あっという間にボロボロになってしまいます。

そのため、猫と暮らす場合に使うソファには「ソファーカバー」をするのがおすすめです。防水タイプや撥水加工、爪とぎ防止などもあり、滑り止め加工等の猫目線にも優しい商品もありますよ。

カバーなら、汚れたら外して丸洗いできますし、傷んだら買替えも楽です。しかもズボラさんにも便利な、「ただかけるだけ」という着脱が簡単なタイプもありますよ。

3.ビーズクッションを内側からセーブ

ビーズクッションで寝る猫

体が包み込まれるようなビーズクッションは、ロングセラー化しているアイテムです。その座り心地の快適さは、人間だけではなく猫にも伝わっているようで、ペット用のビーズクッションも販売されているほど。

しかし、ビーズクッションは「猫砂」を思わせる感触もするので、中にはその場でおしっこをしてしまう猫も多いようです。

猫が一度おしっこをしてしまったビーズクッションは洗浄することが難しいので、廃棄するしかありません。そのため、猫のいる部屋でビーズクッションを使うなら、内側が防水カバーの商品を探しましょう。

なお、ビーズクッションは、猫が鼻を埋めて窒息してしまったり、爪をたてて切れた穴から出たビーズクッションを誤飲してしまったりなど、トラブルが多いのも事実。ビーズクッションを猫のいる部屋に置くのは、できれば飼い主さんがいるときだけにするのが安心です。

4.絨毯は一枚敷きよりジョイントタイプを

絨毯の上で粗相をした猫

猫はたくさんの抜け毛が出ますし、頻繁に嘔吐をする動物です。そのため、猫飼いさんの自宅の床としては、お掃除しやすいフローリングが良いように思えますよね。

しかし、フローリングは猫にとっては滑りやすい床なので、カーペットや絨毯の方が安全かもしれませんが、カーペットや絨毯は明らかに掃除が大変です。面積の広い一枚敷きだと、洗濯も難しくお手入れに苦労します。

ジョイントタイプのカーペットなら、汚れた部分のみを外して洗浄することもできますし、汚れや劣化がひどいときには一部分だけ買い替えることもできるので便利です。

まとめ

カーペットを汚した猫

猫のいる家でまず気になるのが、爪とぎで自宅が荒れてしまうことです。しかし爪とぎ以外にも対策をすることはたくさんあるようですね。

猫を飼っている以上、ブラッシングやトイレ掃除など、猫が嘔吐や粗相をしないように予防策としてのお世話をしても、インテリア関連のトラブルはなかなか避けることが難しいかもしれません。

本記事を参考に、いざという時に備えて、まずはできる限り大きなトラブルにならないようなインテリアを選択して、猫も飼い主もストレスが少なくて済むような環境にしておきたいですね。

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