1.栄養バランス
猫に必要不可欠な栄養素は、「タンパク質」「脂肪酸」「ビタミン」「ミネラル」などがバランスよく含まれた食事をとることが重要です。そのため、猫の食事の一部として与えられる「一般食」よりも、猫に必要な栄養素が全てバランスよく含まれている「総合栄養食」のほうが猫の健康管理がしやすいためオススメです。一般食は、それだけだと成長や身体に維持に必要な栄養素が満たされず、不足する部分が出てしまいます。そのため、一般食は総合栄養食とセットにして食べることが推奨されます。
総合栄養食の中でも大きく分けると、ウエットフードやドライフードに分けることができます。それぞれ「嗜好性の高さ」「水分量」「フードの傷みにくさ」等のメリットが異なるフードのため、猫の体調や好みによって使い分けるようにしましょう。
2.適切な水分補給
愛猫には、常に新鮮な水を与えられるように工夫することが大切です。猫は体内の少ない水分でも活動できるようになっていますが、尿が濃くなりやすいため泌尿器系の病気にかかりやすいといわれています。
愛猫の寿命を伸ばすためにも新鮮な水をいつでも飲めるように、食器にこだわったり水飲み場所を複数個所設けたりして工夫をしてあげましょう。飲水量が少ない猫は、水分の多いウエットフードを活用するなどして食事から水分をとるようにすると良いです。
3.猫の体に合った食事量
どんなに栄養バランスのとれた食事を与えても、猫が食べたがるだけ与えてしまうことは、猫の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
猫の年齢や体重、活動量によって適切な食事量は変わってくるため、フード量をきちんと測ってから食べさせてあげましょう。
4.おやつはご褒美程度にする
猫におやつを与えると、コミュニケーションがとれて猫のストレス緩和にもつながります。
しかし頻繁に与えてすぎしまうと、おやつを欲しがって催促するようになってしまったり、肥満体形に近づいてしまったりすることがあります。
愛猫に主食をしっかり食べさせるためにも、おやつはご褒美程度にしておきましょう。
まとめ
愛猫の「寿命を伸ばすための食事」で意識したい4つのポイントは、「栄養バランス」「食事量」「水分補給」「おやつの与え方」です。
ポイントを意識した食事管理を行うことで愛猫の寿命を伸ばすことにつながります。健康状態によっては適切な食事内容も変わりますので、普段から猫の体調にも配慮してあげましょう。
また、どんなに栄養のあるご飯を食べていても、病気は完全に防げるものではありません。
動物病院で愛猫の健康診断も定期的に受け、その際に猫の食事にまつわる悩み事や管理が適切かどうかを獣医師に確認をしておくと安心ですね。