1.遠くから見つめる
猫が飼い主さんの手の届かないところにいて、じっとこちらを見つめてくることがあります。これは飼い主さんの愛情をたしかめる行為であり「気づいてほしいな」「名前を呼んでほしいな」といったキモチが込められています。
飼い主さんの視界に入るか入らないかくらいの場所で、さりげなく自分の存在をアピールして、飼い主さんの愛情を確認しているというわけです。もし遠くから見つめる愛猫の存在に気づいたら、優しく名前を呼んで呼び寄せてあげてください。
2.イタズラする
テーブルの上から物を落としたり、ソファで爪研ぎをしたりと、猫はよくイタズラをします。興味本位の場合もありますが、飼い主さんの注意を引くためにイタズラしている場合もあります。
退屈だったり遊ぶ時間が不足しているときなどに多く見られるため、愛猫とのスキンシップが足りているかをチェックするようにしましょう。
なお、猫のイタズラをやめさせたい場合は、無視するのが効果的です。飼い主さんが大袈裟に反応してしまうと「イタズラしたら飼い主にかまってもらえる！」と猫が学習してしまいます。
もし猫がイタズラをしても、大きな声を出さずに淡々と後片付けをするようにしましょう。
3.身体に触れてくる
愛猫がトコトコと歩いてきて、前足でツンツンと飼い主さんの身体に触れてくることはありませんか？
これは飼い主さんにかまってほしい時に見せる行動であり「上手に留守番できたから褒めて！」「テレビばかり見てないでこっちを見て！」といった意味が込められています。
自分の存在になかなか気づいてくれない飼い主さんに、直接アピールするなんて健気ですよね。もし愛猫がツンツンと触れてきたら、愛猫が何を求めているのかを考え、精一杯応えてあげてくださいね。
4.甘えた声で鳴く
猫が甘えた声で鳴くのは、ごはんが食べたい、遊んでほしい、撫でてほしいなど、具体的な要求があるときだけでなく、飼い主さんの反応を見て愛情を確認するための行動でもあります。
もし愛猫が甘えた声で鳴いてきたら、愛猫の求めているものを見極め、しっかりと応えてあげてください。猫は自分がどれだけ大切にされているかを感じ取れれば、きっと安心してくれますよ。
5.わざとトイレを失敗する
猫は飼い主さんの注意を引くために、わざと粗相をすることがあります。かまってくれない寂しさや、トイレの不満を訴えたい時などに見られる行動のため、愛猫が粗相をしたら、愛猫が何を訴えたいのかを確実に探るようにしましょう。
なお、トイレを失敗するのは、病気や老化が関わっている場合もあります。愛猫の普段の行動や健康状態をチェックし、異常があったらすぐに動物病院を受診してください。
まとめ
遠くから見つめてきたりイタズラしたりするのは、猫が飼い主さんの愛情を試す行為であることがわかりました。猫は飼い主さんの愛情が感じられないと不安になってしまいます。
もしこの記事で紹介した5つの行為に心当たりがあるようなら、愛猫が寂しさを感じているかもしれません。
飼い主さんは、愛猫とのスキンシップの時間は十分か、触れ合い方は正しいかなど、愛猫との接し方を見つめ直してみてくださいね。