ハワイの大火災で行方不明になった愛猫と、100日後に米モンタナ州で奇跡の再会

ハワイの大火災で行方不明になった愛猫と、100日後に米モンタナ州で奇跡の再会

マウイ島で起きた大火災。焼失した家の猫が行方不明になっていましたが、100日後に現れ、マイクロチップから飼い主を突き止めることができました。家族は新居のモンタナ州で再会することができました。

大火災の中、愛猫が消えた!

森林火災の様子

写真はイメージです

2023年8月にハワイのマウイ島で起きた大火災。多くの死者が出て、無数の建物や森が焼失したのは記憶に新しいところです。

被害によって生活が大きく変わってしまったのは、人間だけではありません。動物たちも多くが命を落としたり、避難のときに飼い主とはぐれてしまいました。

そんな中、奇跡というべき出来事が起きました。CBCテレビは、自宅焼失後に行方不明になっていた猫が、遠く離れたアメリカで家族と再会を果たしたと報じました。

報道によると、Mahinaという名の3歳の猫は、およそ100日にわたり焼け跡で奇跡的に生き延び、マウイの愛護団体に保護された後、無事家族と再会したそうです。マイクロチップの登録情報が、飼い主の特定に役立ちました。

引っ越していった家族の元へ

荒れた野外にたたずむ猫

写真はイメージです

当初、飼い主家族はMahinaを探していましたが、状況から考えても、あきらめざるを得ませんでした。

その後彼らはモンタナ州へと引っ越し、新しい生活をスタートすることに。たとえMahinaが生き延びて自力で自宅跡に戻ってきたとしても、遠くへ去っていった家族とは再会できなかったはずでした。

しかし奇跡は起こったのです。マイクロチップ情報によって、飼い主の新居がわかりました。

Mahinaを保護した愛護団体のFacebookには、次のような投稿が載っています。

「飼い主と再会するためには、マウイからモンタナまでの長距離を移送する必要がありました。そこでHumane Societyは、この猫の治療費と交通費を負担することにしました。Mahinaはハワイアン航空とアラスカ航空を利用してシアトルに飛び、そこからは運送業者が飼い主の家へと運んでくれたのです」

マイクロチップの活用を

マイクロチップをスキャンされる猫

写真はイメージです

「飼い主からの連絡によると、Mahinaはものすごく元気だそうです。楽しそうに羽のおもちゃで遊んだり、家族と一緒にテレビを見たりして過ごしています。でも外には出せません。だって、新しい家は常夏のハワイではなく、雪の中のモンタナですから。それでもMahinaは、家族と再会できたことをとても喜んでいますよ」

飼い主家族は、大事な愛猫を取り戻してずいぶん安心しているに違いありません。Mahinaも家族と過ごす幸せをおおいに満喫していることでしょう。

それにしても、「マイクロチップの装着」と「登録情報の更新」が、今回のハッピーエンドにつながりました。どんな災害が起こるかわからないこの世の中で、愛するペットを守るために、みなさんもぜひマイクロチップを活用してくださいね。

出典:Cat Who Survived for Months After Maui Wildfires Is Finally Reunited with Her Family

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