1.画面の動きに目が離せない!
テレビは、1秒間におよそ30枚の静止画を切り替えているのですが、私たち人の目からは、それが自然な動画として映っています。
一方、猫の目からは、動画ではなく「パラパラ漫画」のように映っていると言われています。
これは猫の動体視力(動いているものをみる視力)が大きく関係しています。
猫の動体視力は人の4倍とも言われており、1秒間に静止画が30枚では、映像として観るには十分ではありません。
しかし、かわるがわる映し出される画面の動きを不思議に感じ、猫は興味をそそられるようです。
2.音が気になる
猫は鋭い聴力を持っており、三角耳を操る筋肉の数は、20を超えています。
このため、テレビの音を聞くのも朝飯前なのですが、猫や動物の鳴き声がすれば、なおさら反応します。
「テレビの音量が猫のストレスに影響を与えないかな?」と心配になりそうですが、回答はさまざまで「適切な音量にした方がよい」という声もあれば「猫は自分に不要な音は遮断しているから問題ない」という声もあります。
愛猫の性格や、テレビを観ているときの反応を観察しながら、柔軟に対応してあげましょう。
正確に言えば、猫は「テレビから発せられている音」として認識しているワケではないようです。
3.画面の中に、自分と同じ猫や動物がいる?
猫の色覚(色を認識する仕組み)は、人ほど優れていないことが分かっており、赤色などは認識できないそうです。
しかし、ねこちゃんホンポ編集部(株式会社ピーネストジャパン)が、猫を飼っている人に行った調査によると「動物・ペット」の番組を観る猫の割合が、最も多い結果となっています。
このことから、100%断言はできないものの「猫は、猫や動物を認識しているのでは?」とも考えられます。
最近では、猫のテレビCM起用も珍しくなくなり、さまざまなタレント猫を堪能することもできるでしょう。
猫が好きなタイプの番組は?
猫が好きなタイプの番組は、主に以下の3つが挙げられます。
- 動物
- スポーツ
- 天気予報
前述しているとおり、なかでも動物番組は、多くの支持を集めているようです!
スポーツ番組では、ボールやテレビのなかの人々が激しく動いている様子に興味津々なようです。
天気予報でよく登場する「指示棒」も、猫の心をくすぐるのですが、指示棒の動きに合わせて画面にタッチする猫もおり、まるで気象予報士さんの補助をしているようで、愛らしくみえますね。
まとめ
テレビ好きな猫が珍しくない理由は、猫の動体視力と聴覚の特性により、テレビの動きや音に引き込まれるからでしょう。
愛猫の反応によっては、テレビの音量なども調整し、テレビを楽しめる環境を整えてあげてください。
猫のお気に入りの番組は「動物」「スポーツ」「天気予報」の3つが挙げられます。
SNSなどでは、テレビの前を独占する猫の情報もチラホラ見かけますので、皆さんもご注意ください…!