愛猫のための『ペット保険』って本当に必要?メリット・デメリットを徹底解説

愛猫のための『ペット保険』って本当に必要?メリット・デメリットを徹底解説

愛猫にもしものことがあった時の備えとして需要が高まっているペット保険。加入の必要性を判断するには、保険のしくみや良い面・悪い面含めて理解を深めておくことが大切です。本記事では、ペット保険の必要性やメリット・デメリット、加入した方が良い人の特徴について解説します。

ペット保険とは

足を見てもらう猫

ペット保険とは、猫の年齢によって定められている保険料を支払うことで、ペットが怪我や病気をした時に発生した治療費の一部を補償するものです。

人間が怪我や病気の治療をする場合は、公的医療保険という制度により、窓口で支払う額は医療費の一部のみで済みます。しかし、ペットの治療費は公的な保険がないため、飼い主が全額負担しなくてはならないのです。

治療の内容によってはかなりの高額になることもあるため、ペット保険によって飼い主が負う金銭的な負担を減らせます。

ペット保険に加入するメリット

エリザベスカラーをした猫

ペット保険に加入するメリットは以下の通りです。

  • 治療費の一部が補償され飼い主の支払負担が減る
  • 愛猫が高齢になるほど高まる病気のリスクに備えられる
  • 動物病院の受診に伴う金銭的心理的ハードルが下がる
  • 病気の早期発見早期治療につながる
  • 治療方法の選択肢が増える
  • 損害賠償金額の補償もある

金銭面で不安を抱えていると検査や治療へのハードルが高くなり、高度な治療が必要でも受ける決意ができなかったり、病院に連れて行くことすら躊躇(ちゅうちょ)してしまったりする場合も。

そこで、ペット保険に加入して負担の割合を減らせれば、愛猫に異変が出た時にすぐ病院に連れていけるようになり、怪我や病気の早期発見・早期治療ができます。

ペット保険に加入するデメリット

体温を測られる猫

ペット保険にはデメリットもあります。

  • 年齢とともに保険料が上がっていく
  • 必ずしもすべての処置が補償されるわけではない
  • 自宅用の療法食は保険適用されない場合が多い
  • まとまった資金がある場合は加入の必要がない

ペットの保険にも終身タイプは存在しますが、保険料が掛け捨てで1年ごとに審査の上更新される場合がほとんどで、愛猫の年齢とともに保険料が上がる可能性が高いです。

猫の生涯でかかる治療費はおよそ120万円程度と言われ、検査や治療に回せる貯金がある場合は必要性を感じられないでしょう。

また、保険に加入しても、ワクチン摂取や健康診断、自宅用の療法食など保険適用外になってしまう項目もあります。

ペット保険がおすすめな人、必要ない人

キャリーに入れられた猫

愛猫の病院代に回せるお金が少ないなど経済面で不安がある人、突発的に起こる怪我や病気に対してしっかり備えておきたい人、治療方法の選択肢を広げ適切な治療を受けさせたい人はペット保険への加入がおすすめです。

また、高齢になると保険料が上がることから、愛猫の年齢が若い場合もペット保険の加入に向いています。

一方で、貯金に余裕があり治療費に対する懸念がない人、保険のメリットがあまり感じられない人はペット保険の必要性は低いでしょう。

まとめ

足に包帯を巻いた猫

ペット保険は、愛猫の治療にかかる費用の一部を補償できるものです。

飼い主の支払負担が減るだけでなく、治療方法の選択肢を広げたり受診のハードルを下げ早期治療ができたりといった恩恵を受けられます。

一方で、まとまった貯金があり治療費を賄える場合は保険の必要性が感じられない、年齢によって保険料が上がる、補償対象外の治療があるなどデメリットも加味して加入の有無を判断するのが賢明です。

保険の加入をするかどうかは、愛猫に十分な治療を受けさせるための治療費を自分で毎回負担できるのか、その他のメリット・デメリットを含めしっかりと検討しましょう。

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