1.毎日同じ生活リズムで生きることの大切さ
猫と生活をすると、いつも同じ時間に同じ行動をしていることに気がつきます。
朝起きる時間、ごはんを催促する時間、昼寝をする時間、夜寝る時間など、ほぼ毎日同じなのです。
私たち人間は、仕事や家事などで生活リズムが崩れてしまうことがあります。たまに夜更かしをすることもあります。しかし、健康のためには毎日規則正しく生活しようと感じる人が多いのではないでしょうか。
早朝に起きる猫は多いです。つまり猫が飼い主さんを、自然と早寝早起きにさせてくれているのかもしれません。
猫のように毎日同じリズムで生活することが、充実した生活につながるのでしょう。
2.我慢しすぎる必要はない
日々の生活の中で、何かと我慢することが多い、と感じる人もいるでしょう。
我慢してばかりでイライラしてしまうこともありますが、猫は「嫌なものは嫌」というスタンスです。それが猫らしさでもあります。
もちろん、すべての嫌なことを我慢しなくなってしまうと、社会生活は成り立たないでしょう。
しかし、もし(今の自分、我慢しすぎていないかな…?)と考えてしまうときがあれば、まずは愛猫の様子や行動を眺めてみましょう。愛猫を眺めているうちに、自然と(まぁ、いいか♪)と気持ちが楽になるかもしれません。
3.嫌な気持ちはやり過ごして切り替える
嫌なことがあったり、人間関係で悩みがあったり、どうしたらいいのかと考えこんでしまうことは誰にでもあります。
猫にも嫌なことはありますが、そんなとき猫はすぐに気持ちを切り替えようとします。伸びをしたり爪とぎをしたり、さまざまな行動をすることで気持ちを切り替えようとしているのです。
また、「嫌なものは見ない」「何かあっても知らん顔して終わるのを待つ」という、我慢とは異なる「やり過ごす」技も持っています。「まわりばかり見ていないで、もっと自分を大切にして!」と猫が教えてくれているように思います。
4.身の回りを整えることの重要性
猫と生活をすると、部屋にものを置かなくなる飼い主さんは多いようです。「猫に壊されないようにするため」「猫が誤飲しないようにするため」などが理由です。
また、猫の抜け毛が舞ったり、猫砂が飛び散ったりすることもあるため、猫のいる場所を含め室内全体を清潔に保とうとします。
そもそも、ものが散らかった状態では、人はストレスを感じやすい、と言われています。結果として、猫のおかげで、清潔でストレスのない生活を送れているのかもしれません。
まとめ
今回は、愛猫が「教えてくれること」を解説しました。「言われてみれば…」という内容もあったのではないでしょうか。
猫と一緒に暮らしていると、気付かぬうちに自然と体や心の健康にプラスになる行動をしていることが多いようです。
もちろん猫によって、飼い主さんによってその内容は異なるとは思いますが、猫との暮らしによって導かれる結果は総じて飼い主さんにとってもプラスになることが多いという意味では共通しているのかもしれません。
愛猫自身にはその気が無くても、そのふるまいや行動で自然とわたしたち人間を教え導いてくれる猫。その暮らしを振り返ると、思わず「先生!」と呼びたくなってしまうことがあるかもしれません。