1.寝る前にたっぷり遊んであげる
飼い主さんが寝る時間になっても猫がなかなか寝てくれない理由のひとつは、体力が有り余っていることです。「まだまだ遊び足りないよ~!」と、猫が深夜に大運動会を開催することも少なくありません。
愛猫が「今日はいっぱい遊んだな」と満足して夜には自然と眠くなってくれるように、日中に十分体を動かしておくことが大切なのです。
本来は1日のうちに15分間程度の遊び時間を数回とるのが理想的ですが、飼い主さんも忙しくて日中はなかなか愛猫に構ってあげられないかもしれません。その場合は寝る前にたっぷり遊んであげることで、エネルギーを消耗してもらいましょう。
また飼い主さんが寝ているときに猫が「もっと遊んで!」とアピールしてきても、心を鬼にしてスルーすることもポイントです。愛猫の要求に応えて構ってあげると、「飼い主さんを起こせば遊んでもらえる」と学習してしまうので要注意。
お互いの安眠のために「寝る前に遊ぶ、遊び終わったら寝る」という習慣をつけましょう。
2.マッサージをする
猫を寝かしつけたいときには、リラックスできるようにマッサージしてあげるのがおすすめですよ。マッサージといっても、人間にするように力を入れて揉みほぐすやり方はNGです。
猫が痛い思いをしないよう、手のひらで撫でたり指で軽く引っ掻いたりといった優しい触れ方をしてくださいね。
触れられて気持ちよいと感じる部分は猫によって個体差もあるので、全身をマッサージしながら愛猫の反応をチェックして、好みのポイントを探っていきましょう。
頭頂部から背中にかけては手のひらでゆっくり撫でる、あごの下は指先でくすぐるように撫でる、額は円を描くように撫でるなど、部位ごとにマッサージの仕方も工夫するとより効果的です。
また毛の流れに沿って触れるのもポイントになります。
3.安心できる寝床を用意する
猫にぐっすり眠ってもらうには、安心して過ごせる心地よい寝床を整えることが大切です。まずは、愛猫の好みに合った猫用ベッドを用意するところから始めましょう。
ふわふわした素材のベッドなら寝心地が良くてリラックスできますし、ドーム型のベッドは狭くて暗い空間で落ち着いて休めるのでおすすめです。
また猫の寝床に湯たんぽを置くなどして温めてあげると、親猫や兄弟猫と寄り添っているかのような安心感を得られるので、寝つきが良くなるといわれています。
もしも愛猫が「飼い主さんにもっと甘えたい」「離れて眠るのが寂しい」と感じているようなら、寝床に飼い主さんのタオルやブランケットを敷いてあげるとよいでしょう。大好きな飼い主さんの匂いに包まれているだけで、寂しさが紛れて安眠できるという子もいるようですよ。
まとめ
猫は「薄明薄暮性」といって、明け方と日没直後に活発になる動物です。しかし飼い主さんが規則正しい生活を送っていれば次第に愛猫の生活リズムも変化して、飼い主さんの就寝時間に合わせて寝てくれるようになります。
愛猫の寝つきが悪い場合も、飼い主さんの工夫次第で安眠をサポートできるので、ぜひ今回ご紹介した方法を試してみてくださいね!