猫を「振り向かせる言葉」とは
信頼されているがゆえの行動とは理解しつつ、愛猫がこちらにお尻を向けていることもあります。そんなとき、声をかけてすぐに振り向いてもらえたら飼い主としては嬉しいですよね。
もちろん、振り向かせる言葉は、猫の性格によって異なる場合があります。しかし、愛猫が反応せずにはいられないマジックワードも存在しているのです。
そこで今回は、非常に効果的なマジックワードとも呼べる、猫を「振り向かせる言葉」について解説します。ぜひ愛猫で試してみてくださいね。
1.「ごはん」
猫が一日の中で一番の楽しみにしている「ごはん」は、多くの猫が反応するマジックワードです。
猫のごはんを用意する際に伝えてあげると、猫はすかさずご飯を待つ体勢をとろうとしたりソワソワしたりするようになります。
2.「おいで」
「おいで」という言葉も猫が覚えやすく、スキンシップをとる際に役立つワードです。
人とコミュニケーションをとるのが好きな猫は、すぐに反応してくれることが多いでしょう。
この言葉を呼びかけても猫の反応が少ないときは、軽く手を叩いたり両手を広げたりして様子をみてみましょう。
3.「遊ぼう」
一日の中で遊ぶ時間を設けているときは、言葉にして「遊ぼう」と伝えてあげると猫が喜びます。
その際に猫のおもちゃをみせてあげると「今から遊んでもらえるんだ」と、猫の期待が高まるでしょう。
「遊ぼう」という言葉を覚えた猫は、すぐに飼い主さんのもとへ寄って来てくれるかもしれません。
4.猫の名前
猫の名前は日常的に使う言葉のため、猫が覚えてくれやすいです。猫に対して何かアクションを起こすときに名前を呼ぶと振り向いてくれることがあります。
猫の目を惹きたいときは、積極的に名前を呼んであげたいですね。
猫を「振り向かせる言葉」の注意すべき使い方
上記のような猫を「振り向かせる言葉」で愛猫とコミュニケーションを取れるのは良いのですが、実は使い方には注意が必要です。
ここからは、その要注意な使い方について解説しておきましょう。
嫌いな音を鳴らす
猫は優れた聴覚をもっているため、突然の大きな声や物音を嫌がります。
そのため、猫が言葉に反応したときに「ビックリするような大きな声を出す」「響くような物音を同時に立てる」などはしないようにしましょう。
猫がこちらに注目してくれても、その不快な騒音のせいで驚いて逃げてしまいます。
振り向かせるために嘘をつく
猫に振り向かせる言葉を使うときには、言葉に見合った行動が伴わないと、猫は次第に反応しなくなるでしょう。
たとえば、猫が喜びそうな「ごはん」という言葉を使って振り向いてもらえたとして、ご飯を出さずにイタズラにワードを繰り返すと、猫にストレスを与えてしまいます。その後嫌だった思い出と言葉を結び付けて覚えてしまいますので避けるべき対応です。
過去のトラウマと結びつく言葉
猫は一度嫌な思いをすると、その出来事に結びつくような言葉や音、シチュエーションによってトラウマが蘇ります。
「爪切り」という言葉を猫が覚えてしまった場合、その行為が苦手であれば「爪切りするよー」と言葉にしないほうが賢明です。
まとめ
猫を「振り向かせる言葉」は、猫を明るい気持ちにさせてくれる言葉です。
猫によって個体差があるものの、振り向くようであれば言葉の後の出来事に期待をしています。愛猫が興味を持ちやすい言葉を選べば、コミュニケーションをとるときに役立てることができるでしょう。
使い方の注意点として「振り向かせる言葉」とネガティブな言葉や行動を組み合わせることはNG行為になります。
どんなときでもまずは猫の気持ちに配慮し、飼い主さんの愛情を感じてもらえるような言葉掛けをしてあげたいですね。