長生き猫さんに贈られる「長寿動物表彰」とは?対象になる猫や表彰してもらう方法をご紹介

長生き猫さんに贈られる「長寿動物表彰」とは?対象になる猫や表彰してもらう方法をご紹介

長生きした猫さんを表彰する「長寿動物表彰」をご存じでしょうか。地方自治体や各動物病院でも行われていますが、こちらでは『公益財団法人 日本動物愛護協会』のものについて、趣旨や条件、申し込み方法などを解説します。

『公益財団法人 日本動物愛護協会』の「長寿動物表彰」について

家族に愛される猫

『公益財団法人 日本動物愛護協会(JSPCA)』とは、動物たちの幸せを支援している団体です。「今を生きている命は幸せに、不幸な命は生み出さない」をスローガンとし、昭和23年に設立、昭和30年に財団法人に、平成24年に公益財団法人と改組されました。

今回紹介する「長寿動物表彰」は、半世紀以上もの歴史をもつ『公益財団法人 日本動物愛護協会(JSPCA)』が実施しているものです。同団体の記録から見ると、2015年から開始され継続している企画のようです。

「長寿動物表彰」で表彰される意義

すまし顔の猫

『公益財団法人 日本動物愛護協会(JSPCA)』の「長寿動物表彰」は、ただ長生きした猫をお祝いするだけではありません。

表彰の背景にあるのは、いわば「家族愛」。その猫が表彰の年齢を迎えるにあたり、猫が適正に飼育されてきたことを称えるという意味も込められているのです。

そのため「長寿動物表彰」は、長生きした猫だけではなく、家族である飼い主さんに向けても贈られるものといえるでしょう。同団体がスローガンに掲げているように、飼い主さんが「終生飼養」という責任を果たしている証ともいえますね。

愛猫を表彰してもらえる対象年齢

三角帽子を被る高齢者の猫

『公益財団法人 日本動物愛護協会(JSPCA)』の「長寿動物表彰」は、犬は犬種のサイズや体重別に年齢の条件が異なりますが、猫は「一律18歳から」です。

猫の18年は、人間でいうと88歳。人間の平均寿命も男性が81歳、女性が87歳であることから、猫の18年は間違いなくご長寿といえます。

しかも猫には「19歳の壁」と呼ばれるものがあり、『猫は18歳まで生きてもなかなか19歳を超えられない』というデータがあるのです。そのことから、猫の長寿動物表彰が18歳からという設定は納得いくのではないでしょうか。

なお、猫の平均寿命は13歳~16歳程度、と言われています。生活環境の違いや猫種によって異なりますが、動物医療の発展により、年々この年齢が上がっているのは確かです。

「長寿動物表彰」で愛猫を表彰してもらう方法

パソコンを見る猫たち

『公益財団法人 日本動物愛護協会(JSPCA)』の「長寿動物表彰」の申し込みは、公式サイトからオンライン(申請書)で申し込むことができます。

まずは、申し込みに必要な「年齢生存証明書」の用紙をダウンロードしましょう。つぎに、指定の書式のものを動物病院に持ち込み、名前や体重、生年月日など必要事項を記載してもらいます。

病院に必要事項を記入してもらったものをPDF形式のデータファイルに変換し、対象となる猫の写真をアップロードすれば完了です。なお、紙の書類のPDF化は最近ではスマホのカメラ機能を使って簡単にできます。

正しく申請ができれば、後日写真入りの「長寿表彰状」が授与されます。

まとめ

表彰される猫

今回は、長生き猫さんに贈られる「長寿動物表彰」について解説しました。

『公益財団法人 日本動物愛護協会(JSPCA)』の「長寿動物表彰」の表彰は、当然のことですが猫の一生涯に一回だけの、大変貴重なものです。

同時に、大切な家族である愛猫の18年間を振り返る良い想い出にもなりますので、ぜひこの機会に、良い記念として手続きをしてみてはいかがでしょうか。

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