猫がストレスを感じる原因5選
猫がストレスを感じるのは、どのようなときなのでしょうか。
1.環境の変化
猫をお迎えしてすぐは、年齢に関係なく住む場所が変わり猫にはストレスがかかります。
引っ越しなどで住む場所が変わるときは、環境に慣れるまで無理に構ったりせず家の中を見回らせたり落ち着ける場所を用意したりして様子を見るようにしましょう。
家族が増える(人間・動物問わず)、部屋の模様替えといった、猫の縄張りに知らない人やモノが増えることでもストレスを感じるのです。
猫は縄張り意識の強い動物なので、人でもモノでも少しずつ慣れさせることでストレスを最小限にすることができます。
2.飼い主との距離感
猫は性格によって飼い主との距離感が変わります。甘えん坊でいつでもべったりの子もいれば、触られることが苦手な子もいるので、反応を見て触れるようにしましょう。
特に猫が寝ているときや食事中、遊びに夢中のときは撫でたりせず見守るようにしてください。何かしているときに執拗に構われると、ストレスになってしまいます。
猫は構ってほしいときには自分から飼い主の方へ寄ってきます。側に寄ってきたときはたくさん撫でたり遊んだりしてあげてくださいね。
3.十分な運動ができない
運動不足も猫にとっては大きなストレスになります。走り回れる広さも大切ですが、猫には高さも重要なポイントです。
猫は高い所が好きなので、キャットタワーなどで上下運動ができるような環境をつくってあげてください。
また猫には狩猟本能もありますので、猫じゃらしのような狩りに見立てた遊びをしてあげることもストレス解消につながります。
4.餌場やトイレが汚い
猫は綺麗好きな動物なので、食事をする場所やトイレが汚れていることを嫌います。
餌を入れる器が気に入らないと、ご飯を食べなくなることも。
トイレが気に入らないと粗相してしまったり、尿スプレーなどの問題行動をしてしまうこともあるので注意が必要です。
5.大きい音や声がする
猫は聴覚が優れているので、大きな音や声に敏感です。特にインターホンは苦手な猫が多く、急に大きい音が鳴るのでびっくりしてしまいます。
工事中の音や雷などの天災による音にも敏感です。猫を飼うのであれば、騒音のない静かな環境に住むか、防音設備がしっかりしているところだと音によるストレスは軽減されます。
猫のストレスを放置するとどうなる?
猫のストレスは病気を引き起こす危険性があります。
突発性膀胱炎や尿石症といったおしっこに関する病気や、脱毛や皮膚炎といった症状が出ることもあります。
他にも下痢や嘔吐、食欲不振といった不調が出るようになり、免疫力の低下にもつながります。
ストレスの原因を取り除かない限り治るのは難しく、放置してしまうと重篤化する危険性もあるので注意しましょう。
猫のストレスサイン
猫はストレスを感じると、たくさんのサインを出してくれます。
- 食欲不振
- 過剰なグルーミング
- 粗相やスプレー行動
- 排泄回数の減少
- 寝ている時間が増える
- 攻撃的になる
- 隠れて出てこない
これらのサインが出ている場合は、環境の見直しをしてみましょう。
猫は環境に敏感なので、些細なサインでも見逃さないようにするのが大切です。
毎日しっかりとコミュニケーションを取り、猫の様子を確認するようにしてください。
まとめ
猫と一緒に暮らすためには、猫が安心して過ごせる環境を整えてあげることが最も大切なことです。
猫も人間と同じで、ストレスを感じ続けていれば体調を崩したり病気になってしまうことがあります。
また猫もストレスで心の病気を発症してしまうこともありますので、猫の様子がおかしいと感じたらすぐに病院へ連れていき、環境も見直すようにしてくださいね。