猫がベッタリそばから離れない!5つの心理といい距離感を保つための対処法

猫がベッタリそばから離れない!5つの心理といい距離感を保つための対処法

通常、飼い猫は常に飼い主さんを意識し、観察しているものです。しかし中には、露骨にベッタリと飼い主さんに寄り添って離れたがらない猫もいます。それが四六時中となると、通常の生活に支障をきたしますので、愛猫との間にある程度の距離感は必要です。飼い主さんにベッタリと張り付いてそばから離れない猫の心理や対処法について考えてみたいと思います。

そばから離れなくても分離不安とは限らない

入浴中も離れない猫

猫について調べていると、必ず出てくるのが「分離不安」に関する注意喚起です。

2020年に『PLOS ONE』という科学誌に掲載されたブラジルのある大学で行われた研究では、『飼い猫の13%に分離不安に関する問題の兆候が示された』と報告されており、猫の分離不安症は確かに増えてきているのでしょう。

しかし、いつも愛猫が自分のそばにいるからというだけで、愛猫が分離不安症であるということにはなりません。不安になるからという理由だけではなく、別の理由があって飼い主さんについて回ることもあるからです。

とはいえ、気付くといつも愛猫が自分のそばに寄ってきて離れようとしない場合、そこには何らかの問題が隠れているかもしれません。また放置していると、本当に分離不安症に発展してしまうかもしれません。

愛猫が飼い主さんのそばから離れたがらない場合、何を感じたり考えたりしているのかが分かれば、隠れている問題に気付いたり、分離不安にしてしまうことを防げるでしょう。また、愛猫との距離感を程よくキープできるようにもなるでしょう。

そこで今回は、ベッタリと飼い主さんのそばから離れないときの愛猫の心理と対処法について解説します。(最近愛猫がつねにそばにいるような…)と少々不安な方は今一度確認しておきましょう。

猫がベッタリそばから離れないときの心理

かまってほしくてPC作業を邪魔する猫

では、猫がベッタリそばから離れないときの心理について確認してみましょう。実は意外な心理でそばにいることもあるようです。

1.かまってほしい

猫の完全室内飼いが主流となった現在、単頭飼育されている飼い猫は、ひとりで何もすることがなく退屈に過ごす時間が増えました。飼い主さんが帰宅して家にいる短い時間は、そんな退屈な時間を払拭できる貴重な時間です。

そこで猫は、「飼い主さんにかまってほしい」「撫でてほしい」「遊んでほしい」というような気持ちで、片時もそばを離れようとしないのでしょう。

2.一緒にいることで安心できる

飼い猫は、飼い主さんがいないと食事をすることもできません。そんな猫にとって、飼い主さんは母猫同然の存在で、おとなになっても飼い主さんに甘える気持ちが消えません。

猫にとって飼い主さんは、一緒にいると安心できる愛おしい存在なのでしょう。

3.お腹が空いている

自由に狩りに出かけられない飼い猫は、お腹が空くと、飼い主さんに餌をねだります。

「そろそろご飯の時間だよ!」とか「おやつがほしいな!」などと、お腹が空いていることをアピールするために、飼い主さんのそばから離れようとしないこともあるでしょう。

4.暖を取りたい

多頭飼育されている猫たちは、寒くなると集まってお団子のように丸まって寝ます。しかし、単頭飼育の猫には一緒に丸まる相手がいません。

そこで、くつろいでいる飼い主さんのそばにベッタリと張り付いて、暖を取ることがあります。

また、飼い主さんの布団に潜り込んで一緒に眠ろうとする場合も、飼い主さんのそばだと安心できるからという理由の他に、布団の中が暖かいからという理由もあるようです。

5.飼い主さんを独占したい

多頭飼育の場合、「飼い主さんを独占したい」という気持ちからそばを離れようとしない猫もいるようです。特に、新参猫に飼い主さんを取られてしまったと感じた先住猫は、そういう行動をとる傾向があるようです。

他にも、飼い主さんが何をしているのかを知りたくてそばを離れない、体調がすぐれないため飼い主さんのそばで安心したいなどの理由も考えられます。

愛猫とのいい距離感を保つための対処法

ひとり遊びする猫

ベッタリそばから離れない愛猫とのいい距離感を保つためには、いくつか対処法があります。

ベッタリくっついている状態を放置してしまうと、本当の分離不安症なのか否かの区別もつけられなくなりますので、まずはいい距離感を保てるような対処法を実施してみましょう。

愛猫がひとりでも楽しめる環境を作る

飼い主さんがいなくても、愛猫がひとりで夢中に遊べる環境を作ってあげることで、退屈な時間を減らせます。

キャットタワーや、市販や手作りの知育玩具で時間をかけて食事をさせるなどは、留守中でも愛猫を退屈せずに過ごさせられるでしょう。

毎日一緒に遊ぶ時間を作る

毎日必ず、愛猫と一緒に遊ぶ時間を作りましょう。

おもちゃを上手に使い、狩りごっこをさせるのです。猫は持久力がないので、10〜15分程度で構いません。

毎日遊んでもらえることで、しつこくかまってほしがることも減るでしょう。

メリハリのある接し方を徹底する

すべての要求に応じるのではなく、メリハリのある接し方を徹底しましょう。

同じ室内にいながら、お互いに干渉しあわずに別のことをして過ごす時間を意識的に作ることで、それが当たり前の日常になり、常にそばから離れないということもなくなるでしょう。

安心して過ごせる場所を作る

愛猫専用の寝床や隠れ家を、室内に複数作りましょう。

冬は暖かく夏は涼しくて静かな場所に、狭くて隠れられる専用の居場所を作ることで、猫は不安を感じずに安心して過ごせるようになります。

日々の生活時間を安定させる

愛猫を心配させない程度に生活時間を安定させましょう。そうすれば、食事を出してもらえないかもしれないといった不安を感じさせることはなくなります。

時間が不規則なお仕事の飼い主さんは、自動給餌器を使用することも検討してみてください。

室温管理を行う

常に、猫に快適な室温を維持することで、暖を取るために飼い主さんのそばから離れなくなる、ということはなくなります。

季節によって猫が快適な室温は変わりますし、いくつかあるお気に入りの場所へ移動もできるように、

かかりつけの動物病院を作る

愛猫の様子がいつもと異なる気がしても、(気のせいかも…)と様子を見てしまう飼い主さんは少なくありません。

些細なことでも気軽に相談できるかかりつけの動物病院を作っておくと、愛猫のメンタルケアも含め、ちょっとしたことでも相談しやすくなります。

まとめ

ベッドでスマホをみる飼い主の足もとに寝そべる猫

愛猫が自分のそばから離れようとしないと、嬉しく感じるのは飼い主さんとして当然の気持ちです。

しかし愛猫の飼い主さんへの依存心が高くなりすぎると、姿が見えなくなるだけで問題行動を起こすなど、通常の生活に支障をきたすようになってしまいます。

そうならないためにも、そして愛猫に不要な不安感を抱かせずに過ごさせるためにも、愛猫との適度な距離感を保ち、お互いに快適に暮らせるように工夫しましょう。

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