猫が「喜ぶ暖房器具」
猫は普段からポカポカと暖かい場所が大好きです。そのため、寒さが厳しくなる冬には、暖房器具も活用する必要があります。
ただし、人間のための暖房器具を猫のために使用する場合は気をつけるべき注意点も。
そこで今回は、猫が「喜ぶ暖房器具」を、使用する際に気をつけるべきポイントと合わせて解説いたします。愛猫が快適に寒い冬を過ごせるように備えてあげましょう。
1.ストーブ
暖かい空気を間近で感じられるストーブは、猫にも大人気。多頭飼育をしていると、いつの間にかストーブ前が集会状態になっている、という光景も珍しくありません。
そんなストーブですが、猫のいる場所で使う場合には、「やけど」「火災」「勝手に点火」などのリスクがあることを忘れてはいけません。
チャイルドロックを活用したり、ストーブのまわりをサークルで囲うなどの対策を心がけましょう。
2.ホットカーペット
ストーブよりも安全なイメージがあるホットカーペット。直接その上に座ることができるというメリットが猫にも受けが良く、好んで寝転がる子も多いでしょう。
ホットカーペットの注意点としては、「低温やけど」があります。対策としては、「ある程度温まったらスイッチを切る」「上から絨毯を敷く」などの方法があります。
尚、猫が使用する場合は、温度を最低ラインに合わせてください。
3.こたつ
西洋式の住宅が増える今、こたつがない家も珍しくありません。一方で『猫用のこたつ』という商品が登場するほど、こたつは猫に好まれるアイテムなのです。
「猫用のこたつ」メリットは何といっても安全設計になっていることでしょう。温度も低く、出入りしやすい形状になっています。とはいえ外出時は電源を切ることを忘れないように気をつけてください。
もちろん人間用のこたつがあるご家庭では、足を入れたら愛猫に当たるというアクシデントが定番になるほど、喜んで使ってくれるでしょう。
そんな従来のこたつで気をつけたいのは、低温やけどと窒息事故です。本来、こたつは全身で入り込むものではありません。全面が完全に塞がった状態で隠れてしまうと酸欠になる恐れがあるのです。
そのため、愛猫が好んでこたつを使用する場合は、必ず空気の通り道を確保しておきましょう。温度設定や付けっぱなしにしないなどの点も、配慮してください。
4.湯たんぽ・電気アンカ
湯たんぽや電気アンカも猫が喜ぶ要素が揃っています。温まるのはもちろん、形状的に乗りやすいというメリットがあります。
ただしホットカーペットと同様に、低温やけどのリスクがあるので要注意です。
電気アンカは「設定温度を低くする」「ある程度のところで電源を落とす」、湯たんぽの場合は「更に厚手のブランケットで包む」などの工夫をしてみてください。
まとめ
身も心も温まるストーブ、ホットカーペット、こたつ、湯たんぽなどは、猫が「喜ぶ暖房器具」です。
しかし、ストーブは火傷や火災、その他の器具は主に低温やけどに注意する必要も。そしていずれの方法もコードがあるため、いたずらによって噛んでしまって感電するなどの事故の危険性もあるので対策が必要です。
怪我や安全面に気をつけて、寒い冬は暖房器具を上手に活用して、愛猫と一緒にぬくぬく過ごしたいですね。