猫が『言葉を理解している』ときのサイン3選 どれくらいわかっているの?覚えている言葉の数は?

猫が『言葉を理解している』ときのサイン3選 どれくらいわかっているの?覚えている言葉の数は?

猫と暮らしていると、(もしかして人間の言葉がわかっているのでは?)と感じることが多々あります。簡単な言葉なら、どうやら理解しているようです。では、実際猫は人間の言葉をどれくらいわかっているのでしょうか。今回は、猫が「言葉を理解している」時のサインについて解説します。

猫は人間の言葉を理解しているの?

ベッドの上の猫と女性

猫は人間の子どもでいうと、1歳半~2歳半程度の知能があるといわれています。

人間の子供が2歳ともなれば、ある程度の言葉を理解している年齢です。つまり、猫の言葉の理解力は意外にも想像以上にすごいのだということに気付きますよね。

加えて、猫は優れた聴覚も持っているので、人間の言葉を「音」で判断できるのだとか。聞き分けられる単語数は、実に80語ほど、ともいわれています。言葉だけで覚えるというよりは、その言葉を発する人の声のトーンやニュアンスなども含めて判断しているようです。

ただし、猫が覚えやすいのは、自分と関わりのある言葉。自分と関係のない言葉はすぐに忘れてしまうのだそうです。そういうところもいかにも猫らしいですよね。

そこで今回は、猫が「言葉を理解している」ときのサインについて解説します。愛猫への声掛けはつねに自然にしている飼い主さんがほとんどかと思いますが、もしその言葉を理解してくれていると判断できれば、より楽しいコミュニケーションになりそうですよね。

1.返事をする

鳴いている猫

多くの猫は、自分の名前を理解しているといいます。飼い主さんが名前を呼ぶと返事をするのは、自分が呼ばれているとわかっているからです。いつも呼ばれているので自然と覚えるのでしょうね。

中には、名前を呼んでも知らんふりしている猫もいますが、よく見てみると、しっぽの先が動いていることがあります。これは「聞いているよ」の合図。返事はしなくても、呼ばれていることはわかっているのです。

2.「ごはん」に反応する

フードボウルの前の猫

「ごはんだよー」と声をかけると、それまで姿が見えなくてもどこからともなくという飛んで来るという猫は多いことでしょう。待ちきれずに足元で催促されちゃうこともありますね。

「ごはん」や「おやつ」という単語に反応したら、食べ物をもらえると理解しているからです。その言葉を言った後に食べ物が出てくるので、自然に覚えるものと思われます。

これらは、猫たちが最も理解できて、一番嬉しい言葉かもしれませんね。

3.褒めた時・怒った時で態度が異なる

猫を撫でる人の手

「いい子」「かわいい」などの褒め言葉は、猫も言われると嬉しいようですよ。褒め言葉を言うと、喉をゴロゴロ鳴らしたり、スリスリしてくることはありませんか。

もちろん最初は、人間の発する言葉の違いをわかっていないかもしれません。しかし何度も繰り返しているうちに、その言葉を発する飼い主さんの優しい声や笑顔、撫でてくれる手などを合わせて覚えていきます。褒められて嬉しい気持ちをその言葉とともに覚えていくのでしょう。

逆に「コラ」「ダメ」などは、猫は「嫌な言葉」として認識しています。イタズラを叱る際は、つい大きな声が出てしまいますが、猫は大きな声が苦手なので、嫌いな言葉になってしまうようです。

気をつけないといけないのは、この時、「猫の名前を一緒に呼んではいけない」ということです。叱る言葉とともに自分の名前が呼ばれると、自分の名前を嫌な言葉と認識してしまう恐れがあります。

まとめ

振り向く猫

猫は飼い主さんの言葉を理解しています。それが自分にとって良い言葉であるのか、悪い言葉であるのかも分かっているようです。

猫にとって嫌なこと、例えば「歯磨き」「爪切り」「病院」なども覚えてしまうので、その言葉が必要なときには、愛猫に逃げられないように気をつけて下さいね。

大切な愛猫の名前をたくさん呼んで、優しい言葉をたくさんかけてあげましょう。そうすることで「言葉を理解している」サインを見つやすくなり、より良いコミュニケーションがとれるようになるでしょう。

スポンサーリンク