1.弱い者を守ろうとする
母猫が子猫を身を挺して守るというのは当たり前ですよね。
しかしなぜか、猫が人間の赤ちゃんを身を挺して守ったり注意深く監視したりする場合があるのです。一説によると、猫にとって人が子猫のようなか弱い存在に感じられることがあるとか。(この子は守ってあげないと危にゃいかも)という使命感がくすぐられるのかもしれません。
また、オス猫が母猫のいない子猫を守ることもあるようです。親子かと思って保護したら、実は母猫だと思った猫がオスだった、という話を聞いたことがあります。
種族や血縁さえも関係なく、「弱い者は守る」という姿勢に、カッコよさを感じざるを得ません。人も、見習うところがあるのではないでしょうか。
2.虫を倒す
何の前触れもなく突如として現れるゴキブリ。そう、あの黒くてカサカサ動く、アイツです。多くの方がその存在には、恐れおののくでしょう。
でもそこに颯爽と登場するのが、我らが猫なのです!
目にも止まらぬ速さで猫パンチを食らわせたと思えば次の瞬間、遠くへと跳ね飛ばします。そのうちアイツは、バラバラになるかつぶされているでしょう。
我が家でも、ヤツらが出現したときは愛猫に弱らせてもらい、外へと放出しています。とても頼りになる存在です。
ただ、ヤツらを猫が食べてしまうと寄生虫に感染する可能性があるため、そこまでやってもらうのはオススメできません。愛猫が口にしないよう、注意してください。
3.ハイジャンプ!
猫のカッコよさは、なんと言ってもその高い身体能力にあるでしょう。しなやかな体、すばやい動き、高性能な動体視力など、数え切れないくらいのハイスペックさを備えています。
特に、助走なしのハイジャンプは、カッコよい以外の何者でもないでしょう。自分の体高の5倍くらいまで飛べるとか。もし人間だったら、超人を軽く超えています。
このハイジャンプを実現させているのは、発達した後ろ足の筋肉。また、体と関節のしなやかさもあり、驚異的なジャンプ力が生み出されているのです。
あんなに可愛いのに、やることは人間のアスリートをはるかに超えているなんて、そのギャップにはメロメロになってしまいますね♡
ただ、まれにジャンプに失敗するときも。そんなときは、何事もなかったかのように毛づくろいをするなどして、ごまかしてカッコつける場合があるようです。
4.ニャルソック中
ニャルソック中の猫が「カッコいい!」という意見もあるようです。ニャルソックとは、ナワバリを監視する行動のことを指します。みなさんご存じの警備保障会社の社名に、「ニャ」をかけているのです。
窓から侵入者がいないか監視したり、ナワバリ内に異常が発生したりしていないか、警戒しています。
一説には「外を眺めて楽しんでいる」という話もありますが、いやいや、神聖な勤務中にそのようなことは…、猫に限ってしない訳がありません(笑)。恐らく、周囲を監視もしつつ、ドラマや映画鑑賞気分で、外の景色を楽しんでいるのでしょう。
猫がニャルソック中に何を考えているのかは分かりませんが、側から見ると真剣に警備していそうなその姿に、カッコよさを覚える飼い主さんは少なくないようです。
5.目ヂカラ
猫の目は、可愛くもありカッコよくもあります。暗い場所で瞳孔が開き、上目使いに見つめてくる姿は可愛いですが、同時にその目ヂカラにカッコよさを感じる人も。じっと見つめられると、目が離せなくなる魅力があります。
猫の眼球は、人のそれと大きさがほぼ変わらないとか。人間よりもはるかに小さな顔なのに目の大きさがほとんど同じとは、顔の面積のうち、どれだけ目が占める割合が大きいのでしょう。もちろんそれゆえに、その目力もなかなかのものです。
瞳孔が細くなっていても太くなっていても、吸い込まれてしまいそうな不思議な引力があります。でも、信頼関係のある猫ならまだしも、見知らぬ猫と見つめ合うとケンカを売っていることになってしまうため、注意が必要です。争う気がないのなら、視線は反らすのがマナーです。
そして、透き通っているような虹彩(瞳の周り部分)のカラーも、カッコよさを感じるポイントではないでしょうか。グリーン、ブルー、コッパーなど、さまざまな色があります。特に、左右のカラーが異なる「オッドアイ」は、カッコよさの象徴とも言えるかもしれません。
まとめ
その可愛らしさが持てはやされがちな猫ですが、今回解説しましたように、かなりの「カッコよさ」も持ち合わせる生き物です。
しかしそうかと思えば、たまに鈍臭い行動もしてしまう…。そんなカッコよくて可愛いのにときどきドジ、というギャップを感じさせる猫に、人はどうしようもなく魅了されてしまうのでしょう。
どうかあの可愛さの裏には「カッコよさ」も隠れているという事実を、忘れないであげてくださいね。