猫愛が深すぎる故に犯しがちな飼い主さんのNG行動
猫が可愛くてついつい甘やかしてしまったり距離を縮めたくなる気持ちは、きっと猫好きさんなら誰もが感じたことがあると思います。しかし、愛が強すぎるが故に行き過ぎた行動をとってしまうと良くない結果を招くことも…。
そこで今回はそんな「猫への愛が深すぎるが故に起きがちな飼い主さんのNG行為」について解説します。NG行為をしそうになった場合の回避の方法やおすすめの考え方についても解説していくのでぜひ参考にしてみてください。
1.しつこくつきまとう
「常に猫のそばにいたい」「猫のことをずっと観察していたい」という気持ちはよく分かります。しかし猫も人間と同じで、(ひとりでゆっくり過ごしたい…)と思う瞬間だってあります。
猫がひとりで過ごしたいと思っているタイミングでしつこくつきまとってしまうと、猫に疎ましく思われてしまう恐れがあるため注意が必要です。
猫に近づいた時に、猫の方から距離を置くような動きを見せた時は、しつこくつきまとわず、そっとしておくのがベストといえるでしょう。
どんな性格の猫だったとしても、その時の猫の気持ちにあわせて「猫ファースト」な距離感を保つことが、猫との良い関係を築く大事なポイントです。
2.無理にスキンシップを図る
猫が可愛いが故に「抱っこしたい」「撫でたい」と思うことは、きっと猫好きさんなら誰もが感じたことがあるはずです。
もちろん、猫の方から甘えてきたりスキンシップを取りたがっている時は構ってあげるべきですが、猫が嫌がっている素ぶりを見せた時は注意しましょう。
撫でようとしたり、抱っこをしようとした際に、猫が避けるような動きをする時はそっとしておくのが賢明です。無理にスキンシップを図ることはせず、やはり猫の気持ちに合わせた「猫ファースト」なスキンシップの図り方がとても重要といえるでしょう。
3.なんでも猫の言いなりになる
なかには飼い主さんに自ら甘えて「あれしてほしい」「これしてほしい」と要求する猫もいることでしょう。
猫の方から甘えられるのは、猫好きさんにとってとても嬉しくなる瞬間だと思いますが、このような時も注意が必要です。
例えば十分にごはんやおやつを与えているのに「もっと食べたい」と過剰に要求してきたり、完全室内飼いをしているのに、危険がたくさんある外へわざわざ「お出かけしたい」と要求してきたり…というような要求には、あえて応じないことも大切といえます。
猫の言いなりになって食事を与え過ぎれば肥満や病気を招く恐れがありますし、外に出してしまったが故に交通事故や近所トラブルに巻き込まれてしまう恐れもあるからです。
猫の安全や健康を第一に考えて行動をとることも、猫への愛情表現のひとつと思って判断をしましょう。
まとめ
猫との距離を一気に縮めたくて行き過ぎた行動をとってしまうと、後々猫にとっても、飼い主さんにとっても良くない結果を招くことになります。
そのため、猫と接触する時は一旦気持ちを落ち着けて「猫ファースト」な行動を心がけるように意識してみましょう。