シルバーグレーの毛色がとても美しいサバトラ猫。名前が似ているのでキジトラ猫と混合されることも多いですが、探してみると意外と見かけることが少ない印象を受けます。
今回は、そんなサバトラ猫について、名前の由来や性格、一緒に暮らす際のアドバイスまでをご紹介していきます。
サバトラ猫の名前の歴史
実はサバトラ猫には「シルバーマッカレルタビー」や「ブルーマッカレルタビー」という正式名称があるのですが、日本では「サバトラ猫」という呼称の方がよくきかれます。
この「サバトラ」という特徴的な名前は、シルバーグレーの毛色に黒い模様が入った姿が魚のサバに似ていることから名づけられたといわれています。
個体差はありますが、おなか側の白い毛の範囲が広い場合には「白サバ」、反対にサバ模様の範囲が広い場合には「サバ白」と呼ばれることもあるようです。
サバトラ猫の性格
サバトラ猫の性格を説明する場合、両極端な以下の2種類に分けられる、とよくいわれています。
- 警戒心が強く人見知り
- 人懐っこい
ここまで性格が二極化した原因としては、サバトラ猫の毛色が深く関係しています。
野生で生きていく上ではサバトラ猫の毛色が目立ってしまうため、外敵から身を守る必要がありました。その中で、自分で身を守るために神経質になった猫と、人間に守ってもらうために人懐っこくなった猫に二分されたようです。
サバトラ猫が自然界で生きていくために身につけた生活の術が、特徴的な2種類の性格として現在に引き継がれていると考えられています。
サバトラ猫とうまくつきあうためのアドバイス
サバトラ猫と暮らす上でのポイントとして、まず人見知りなのか人懐っこいのか、どちらの性格を持ち合わせているかを見分ける必要があります。
その上で、警戒心の強い性格の場合は、いきなり距離を詰めようとせずに、時間をかけて信頼関係を築くことが大切です。慣れるまでは、飼い主さんを気にせず、ひとりで過ごすことができる空間を用意するなど、安心できる環境を作ってあげましょう。
一方、人懐っこい性格の場合は甘えん坊なことが多いため、割と早い段階から飼い主さんともフレンドリーに接してくれることが多いです。
甘えられるとついつい構いすぎてしまうこともありますが、構いすぎるとイタズラの悪化に繋がることもあります。ある程度の節度を保ちながら接することがベストといえます。
まとめ
今回は、毛色が特徴的なサバトラ猫についてご紹介しました!
この猫は性格がはっきりと分かれている傾向にあるため、一緒に生活する上では性格を見極めながら距離感を縮めることが大切です。
これからサバトラ猫をお迎えしようとしている飼い主さんは、今回の記事をぜひ参考にしてくださいね♪