愛猫の「赤ちゃん返り」が起きる理由と対処法
すっかり成猫になったはずの猫がある日突然「赤ちゃん返り」をして、飼い主さんに甘えてきたり、可愛らしい行動を見せる…という光景を見たことがある方は多いと思います。
突然の赤ちゃん返りにびっくりする人もいるかもしれませんが、実はこの行動にもきちんとした理由が隠されているのです。
今回は猫が赤ちゃん返りをする理由と、赤ちゃん返りをした時の対処法について解説をしてまいります。
1.甘えたいから
飼い主さんのことを母猫のように慕っている場合、飼い主さんに甘えたくて子猫のような素振りを見せることがあります。
特に、愛猫が子猫の頃だった時からお世話をしているような場合は、このように「赤ちゃん返り」をすることが多い傾向にあるといえるでしょう。
飼い主さんの前で、子猫のような鳴き声を出したり、ゴロゴロと喉を鳴らしながら近寄ってくる時は甘えたいサインと捉えることができます。
このような時は愛猫を撫でてあげたり、一緒に遊んであげて、お互いの親密度をさらに高めてみてはいかがでしょうか。
2.嫉妬してるから
猫は何かに対して嫉妬をした時も、「赤ちゃん返り」をすることがあります。
新入りの猫が増えた時や、新しい同居人が増えた時、他にも飼い主さんが何か別のもの(スマホやTV、本、家事など)に集中してしまい、愛猫に全く構う暇がない時などに、猫は嫉妬をしてしまう場合も…。
飼い主さんの気を引くために、子猫がやるような行動(粗相をする、思いっきり室内で走り回る)を、わざとすることもあるのです。
このような困った行動を放置してしまったり、その行動がきっかけで構ってしまうと、愛猫は「問題行動を起こせば構ってくれる」と誤解してしまうため、注意しなくてはいけません。
猫がイタズラをする時はあえて全く反応をせず、イタズラをしていないタイミングでしっかりと向き合って構ってあげるようにしましょう。
3.母猫のことを思い出したから
毛布の上にいる時に前足を動かして踏みつける行動(通称ふみふみ)をしたり、飼い主さんの指をちゅぱちゅぱと吸うような行動を見せる時は、母猫を思い出して赤ちゃん返りしている可能性が考えられます。
もふもふの毛布の質感や飼い主さんの指に、どことなく母猫の影を感じてしまい、思わず子猫の時にやっていた行動をとってしまっているのかもしれませんね。
このような時も、気が済むまで甘えさせてあげることによって猫は安心感を覚えると思うので、好きなように行動させてあげましょう。
まとめ
愛猫が「赤ちゃん返り」をするのは、「甘えたい」「構ってほしい」「母猫が恋しい」という心理が隠されているようです。
つまり、愛猫が赤ちゃん返りをしている時にその気持ちに沿った対応をしてあげることで、信頼度をさらに上げるチャンス!
愛猫の「赤ちゃん返り」の際にどうすれば分からず困惑していた方は、ぜひ参考にして頂ければ幸いです。