愛猫が「一緒に眠ってくれない」理由
添い寝を好む猫もいれば、ひとりで眠るのが好きな猫もいて個体差があるものです。
人と眠らない猫は、「性格」「好み」「気分」などがその理由に大きく関係しています。
1.猫の性格
一緒に眠ってくれる猫は、「人懐っこい性格」「甘えん坊」などの性格を持っていること、眠る人との信頼関係ができていることが多いです。
ただし、猫の性格だけでは「一緒に眠る」「一緒に眠らない」の判断はつけにくいこともあります。たとえ信頼関係ができていたとしても、くっついて寝ることが単純に好みではない猫もいるからです。
信頼関係は努力で築けますが、猫の性格や好みを変えることは難しいです。猫もそれぞれ違うということを理解してあげましょう。
2.信頼関係が築けていない
猫と暮らし始めて間もないときは、一緒に眠ることが難しい場合が多いです。元野良猫や保護猫で人慣れしていないなど、信頼関係を十分に築けていないことが理由になっていることもあるでしょう。
日々一緒に生活していくなかで猫との心の距離が近づけば、スムーズに添い寝をしてくれるかもしれません。
3.居心地の良い場所が他にある
猫は寝床に対して強いこだわりがあります。一緒に眠らないのは人に対する問題ではなく、居心地の良さを感じる寝床を他に持っていることが挙げられます。
あまりうるさくない場所であることを大前提として、ニオイや暖かさ、安心して眠れるような「お気に入りの場所」があるのでしょう。
4.猫が睡眠をとる時間ではない
猫は気分によって行動していることも多いです。飼い主さんが寝る時間であっても、猫はまだ眠たくないのかもしれません。
猫が活発に動く時間帯は、日が落ちる夕暮れ時から明け方です。日中の寝ている時間が長い猫ほど、飼い主さんに睡眠時間を合わせるのは難しくなります。
愛猫に添い寝してもらうためのアイディア
猫に自然なかたちで添い寝してもらうには、眠る部屋を猫の好みに近づけてあげる必要があります。
まずは、猫にとって居心地が良く、安全な場所であることを認識してもらえることが重要です。
- 猫用のベッドを近くに置いてみる
- 布団に入ったら猫の名前を呼んでみる
- 猫がリラックスする音楽をかけてみる
- 猫が起きている時間に十分に遊ばせる
人と一緒に眠れるまで猫のペースもありますし、その時の気分や状況によってひとりで眠りたいときもあるはずです。
添い寝するために色々と試してみるのは仕方がないですが、一緒に眠ることを無理強いだけはしないようにしましょう。
眠るときに猫の名前を呼んだり布団をめくってみたりと、こちらに意識を向けてもらえるようなさりげないアピールが大切です。
まとめ
愛猫が「一緒に眠ってくれない」からといって、嫌われているとは限らないものです。猫との信頼関係があっても性格や好み、気分によって添い寝しないこともあります。
猫が普段どんな場所で眠っているかを確認しながら、好みに合わせた方法を試してみましょう。
一番嬉しいのは、自然なかたちで愛猫が添い寝をしてくれることですよね。そのためには「信頼関係を築く」「猫の好みを理解する」「居心地の良い空間を作る」を意識しながら猫との距離を少しずつ縮めてみましょう。