1.大きな音
猫は聴覚が優れているため、人間以上に音に敏感です。掃除機をかける音やインターホンの音など、大きな音は猫のストレスになってしまいます。
特に猫は突然の大きな音に驚かされることを嫌うので、猫の前で急に大きな声や音を出さないように気をつけましょう。
雷の音や近所の工事の音などが、猫を不安にさせてしまうことも少なくありません。音が気になる時に愛猫が少しでも落ち着いて過ごせるように、隠れられる場所を用意してあげることをおすすめします。
2.お風呂
猫は基本的に体が濡れることを苦手としているので、お風呂嫌いな子が多いです。
またシャンプーで洗った後に待ち受けているドライヤーも、大きな音と風が恐怖感や不快感を与えて、猫の大きな負担になってしまいます。
愛猫が本気で嫌がる場合は汚れやニオイがひどい時を除いて、無理にお風呂に入れる必要はありません。
またドライシャンプーで済ませたり、シャンプータオルで体を拭いてあげたりといった、ストレスの少ないお手入れ方法を選ぶのもおすすめです。
3.爪切り
猫は手足を触られることも体を拘束されることも苦手なので、爪切りが嫌いな子が多いです。
「ヤダ!」と抵抗する猫を無理に押さえつけて爪を切ろうとしたり、爪切りを失敗して痛い思いをさせたりすると、さらに爪切りへの嫌悪感が増してしまうことも…。
どれほど愛猫が苦手でも爪切りをしないわけにはいかないので、少しずつ練習して慣れてもらうことが大切です。
また自宅での爪切りが難しい場合には、無理をせずにトリミングサロンや動物病院でお手入れをお願いしたほうが安全ですよ。
4.強いニオイ
猫は嗅覚が鋭いため、強いニオイが苦手です。特に大嫌いなニオイは柑橘系の香り、ミントやハッカの香り、香辛料のニオイ、タバコのニオイなど。
また飼い主さんの香水やシャンプー、洗剤や柔軟剤のニオイがストレスになってしまうことも多いので要注意です。
飼い主さんが香水をつけていたり、タバコのニオイが衣服についていたりすると、「クサイからこっちこないで!」と愛猫にスキンシップを拒否されてしまうことも…。
愛猫に快適に過ごしてもらうためにも、飼い主さんが嫌われてしまわないためにも、ニオイについての配慮を忘れないでくださいね。
まとめ
愛猫に快適に過ごしてもらうには、飼い主さんが猫の大嫌いなものを知っておくことが大切です。猫が嫌がることや負担になることはできるだけ愛猫から遠ざけて、ストレスの少ない生活を送らせてあげましょう。
とはいえ猫が大嫌いなものを、完全に愛猫の生活からシャットアウトできるわけではありません。それでも飼い主さんがさまざまな配慮をすることで、愛猫の負担は減らせるはずです。
苦手なお手入れは根気よく練習して慣らしたり、ストレスの少ない方法を選んだりして、愛猫の苦手意識の克服を目指しましょう!