1.寝具
やはりなんといっても毎日使用する「寝具」は、愛猫に汚されるとかなり辛い場所ではないでしょうか。
しかし残念ながら、これは「あるある」の代表格なのです。一説には『留守中に粗相する場所としてもNo.1』などともいわれているくらいです。
寝具を汚されて特に困るのは、洗濯ができない場合です。猫の排泄物の匂いはかなりキツいため、ほぼ「破棄する」という選択を強いられるでしょう。クリーニング店でキレイにしてもらう、という方法もありますが、あまりに頻繁だとコストがかかってしまいます。
そうならないためには、自宅で洗濯可能な寝具を揃えるか、防水性のあるシーツやシートを使用する方法があります。購入する際に「愛猫に汚されても大丈夫か」という視点で考えるとよいかもしれません。
尚、自宅で洗濯する場合はまず、汚れた部分に熱湯をかけ、酸素系の漂白剤を使って洗えば、匂いは落ちる場合が多いです。匂いが残っているとまた同じ場所にされてしまうので、しっかりと落としましょう。
2.クッション
ソファなどで使われる「クッション」はふかふかして柔らかく、座り心地がよいためか、猫に間違った使い方をされてしまいがちなアイテムのひとつです。
筆者宅でも、ビーズクッションがターゲットになりました。おかげで、二度と使えなくなりましたが…。
猫がトイレ以外の場所で粗相してしまうのは、現在の猫トイレの環境に不満があるからかもしれません。
猫砂が気に入らないとか、大きさや清潔感がイマイチとか、愛猫なりの不満があるのでしょう。今一度見直してみると、原因が見えてきそうです。
猫トイレの環境を整えると共に、クッションをビニールで覆うなどの対策をすると、より安心できるでしょう。
3.壁
家の「壁」も、実は猫にターゲットにされやすい場所です。特に、ナワバリ主張のための「スプレー」をされやすく、匂いが気になるところでもあります。
一度猫の尿の匂いがつくと再び同じ場所にする可能性が高いので、しっかりと消臭しなければいけません。
対策としては、壁の前に家具を置いたり、壁紙の保護シートを貼ったりする方法があります。
また、スプレーをするのはナワバリ意識が強いから、という理由があるため、愛猫に不妊手術を受けさせるという手も。これで完全に被害がなくなるとはいえませんが、愛猫のストレスや病気予防のためにも、検討してみる価値はあるでしょう。
4.ソファー
「ソファー」もよく、猫の嘔吐・粗相で汚される場所として有名です。
もしご自宅のソファーが布製だった場合、猫の吐瀉物や排泄物が染み込んで取り返しのつかないことになってしまうでしょう。
可能であれば、合皮製や革製など、簡単に掃除ができる素材のソファーがおすすめです。
また、万が一汚されても大丈夫なように、ペット用のソファーカバーも販売されています。多少コストはかかりますが、どうしようもなくなってソファーそのものを買い換えることを考えれば、それよりははるかに安価で済ますことができるでしょう。
5.家電製品
パソコンのキーボードやガスコンロなど、猫が「家電製品」を汚すことも。その場合一番困るのが、壊れてしまう可能性があることです。
水分が内部に入り、故障…という惨劇が、起きてしまうかもしれません。
できる限り保護シートをつけるなどして、対策する必要があるでしょう。絶対に汚されたくない家電製品が置いてある部屋には、猫が絶対に入れないように対策するのもひとつの方法です。
愛猫ももちろん大切ですが、大切な家電も同時に、守っていきましょう!
まとめ
猫との暮らしは楽しいですが、時に困ることがあるのも現実。猫の嘔吐や粗相は突発的に起きるため、思いがけない場所にされてしまう場合があります。
100%防護するのは難しいかもしれませんが、今回ご紹介したアイデアも参考にしながら、猫にストレスを与えないように上手に対策することをおすすめいたします。