1.ご飯やおやつの時間
猫が一日の中で最も心待ちにしている時間は、間違いなくご飯タイムです。おやつタイムも同様に、目を輝かせる瞬間でしょう。
もちろん普通にあげるだけで喜んでくれるのですが、ある事をすると猫の満足度がグッと上がります。
それは、よく遊ばせてから食事を出すことです。猫にとって遊びは狩りの練習のような存在。つまり、獲物を仕留めてから食事をとることで、よりリアルな生活感が出るというわけです。
猫が自分で獲得した食糧は与えられたものとは別格な扱いになり、達成感や幸福感を味わうことができるのです。そのため、食事の前の遊びでは、必ず獲物を仕留めた達成感を味あわせてあげた上で終わらせるようにしましょう。
2.飼い主さんが外出している時間
猫には猫のルーティーンがあります。日頃飼い主さんが留守にしている時間帯は、ひとりの時間を満喫しています。
だからこそ、一定の時間が来ると「早く出かけてくれないかな?」と期待してしまうのです。
なお休日も、ある程度は愛猫の自由にさせてあげると良いでしょう。適度な距離感を保ちつつ、さり気なく話しかけるようにしてみてください。
日課が崩れないという安心感が信頼感を強め、よりスキンシップを楽しめるようになるはずです。
3.飼い主さんとの触れ合いの時間
猫はとてもツンデレの激しい動物です。放っておいてほしいタイミングがあるのと同時に、スキンシップを求める時間帯も存在します。
毎日触れ合っている時間帯があると思いますが、猫はその時を待っています。もちろん愛猫の気分が乗っている時なので、撫でたりおもちゃを使って遊ぶコミュニケーションを楽しみましょう。
愛猫が満足してその場を去るまで付き合ってあげると喜びます。元々猫は飽き性なので、それほど多くの時間は費やしません。その時がきたら、ここぞとばかりに飼い主さんもエンジョイしてくださいね。
4.飼い主さんが寝静まる時間
一日の締めくくりは就寝です。猫は密かに飼い主さんが眠る時を待っています。実はその理由は2つあります。
まずは「一緒に眠りたいから」。幼い頃から人と暮らす猫は、夜になると布団にやって来て共に眠ることがあります。猫はマイルールに即した日課を重んじる動物なので、なるべく就寝時間を安定させると良いでしょう。
もうひとつの理由は、「走り回るたいから」です。子猫や若い成猫は、深夜や朝方に活発になります。制止する人もいないので、好きなだけ走り回ることができます。これは「深夜の運動会」と呼ばる行動で、狩りを模した遊びの一種です。特に支障がなければ自由に遊ばせてあげてください。
ただし、住宅環境の影響で難しい場合は、就寝前に気持ち程度の食事を与えたり、思う存分遊ばせてから眠るようにしてみてください。お互いにストレスなくやり過ごすことができるでしょう。
まとめ
今回は、猫が首を長くして待っている「大好きな時間」について解説しました。
改めてこの結果についてつくづく感じることは、猫のツンデレな一面と魅力が際立つことです。そんな猫のキモチを尊重しつつ、猫との時間がより楽しいものになるように工夫してみましょう。
猫の健康維持には、ストレスの無い満足度の高い暮らしが求められ、そのためには「大好きな時間」がとても重要になります。
愛猫が満足した時間を送ることができれば、同時に私達人間も癒されますので、猫の「大好きな時間」を一緒に満喫してみてはいかがでしょうか。