1.ふわふわしている場所
猫は布団、毛布、フリース素材など柔らかい場所を好みます。柔らかい場所で寝っ転がると全身が包まれているようで、温かくて安心感もあります。
ふわふわしている場所に寝っ転がることで、猫は子猫時代に母猫やきょうだい猫の柔らかい体にくっついて安心して寝ていた頃を思い出すこともあるようです。
2.ひんやりした床
フローリングやタイルなど冷たい床の上で猫がゴロンと寝転がることがあります。暑い季節のときは涼むために猫が床の上で寝転がることが多くなるのです。
猫が床に寝転がるようになると「夏だな」と感じる飼い主さんも多いのではないでしょうか。
冬もヒーターやこたつで体が熱くなった猫が、クールダウンするためにフローリングで寝転がることがあります。
3.日当たりのいい場所
猫は日向ぼっこが好きです。猫の祖先は暖かく乾燥した場所で生活していたことが関係しているようです。
これは、太陽の光を浴びることで体温調節をしたり、菌やノミ・ダニの繁殖を抑えたりしていると考えられています。
しかし実際は、日光だけで菌やノミ・ダニを完璧に防ぎきることはできないので、定期的に駆虫薬を使用し、皮膚に異変が見られたら動物病院を受診しましょう。
4.好きな人や猫の近く
大好きな飼い主さんのそばは、猫にとって安心できる場所です。安心したいとき、リラックスしたいときなどは飼い主さんのそばに猫がくることが多いでしょう。仲良しの猫にゴロンと寄りかかってお昼寝をすることもあります。
しかも、猫が寝転がるのは寝るときだけではありません。遊びの誘いや甘えたいアピールとして、寝転がってお腹を見せることもあります。
5.マタタビがある場所
猫がマタタビに反応すると、寝転がったり顔を擦りつけたりします。マタタビには蚊を防虫する効果があるため、体にマタタビをつけていると考えられています。
飼い主さんの足や靴下、靴のニオイを嗅いでゴロンと寝転がってしまう猫もいます。人の足のニオイの原因物質にはマタタビに含まれる成分と構造が似ているものがあるそうです。
また、塩素系漂白剤のニオイにもマタタビのときのような反応をすることがあります。こちらは、猫が舐めたり触れたりしないように注意して使用しましょう。
猫が突然床のニオイを嗅いでゴロンと寝転がったら、マタタビや足のにおいなどがその場所に残っていて反応したのかもしれません。
まとめ
猫がゴロンと寝転がっている姿はとても可愛いですよね。
布団など寝心地がいい場所、体温調節できる場所、飼い主さんのそばなどで、猫は寝転がりたくなることが多いです。
愛猫がゴロンと寝転がったときの状況から今の愛猫の気持ちを探ってみたり、猫が心地よく過ごせる環境作りに役立てましょう。