水が苦手な猫にもおすすめ!猫をお風呂に入れずに綺麗にする3つの方法

水が苦手な猫にもおすすめ!猫をお風呂に入れずに綺麗にする3つの方法

水嫌いの猫にとって入浴はストレスそのものです。しかし、心を鬼にしてケアしてあげなければ、愛猫の清潔感をキープするのは難しいですよね…。そんなジレンマと格闘中の飼い主さんと愛猫に朗報です! 今回は、猫をお風呂に入れずに綺麗にする方法を紹介いたします。

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記事の監修

麻布大学獣医学部獣医学科卒業後、神奈川県内の動物病院にて勤務。獣医師の電話相談窓口やペットショップの巡回を経て、横浜市に自身の動物病院を開院。開院後、ASC永田の皮膚科塾を修了。皮膚科や小児科、産科分野に興味があり、日々の診療で力を入れさせていただいています。

水が苦手でも大丈夫!猫をお風呂に入れずに綺麗にする方法

怪訝そうな猫

猫をお風呂に入れるべきか否か…。これはある意味、愛猫家達にとっての永遠のテーマかもしれません。

そもそも猫は水に馴染みがない動物なので、体が濡れること自体が不快に思えてなりません。「健康のために清潔にしたい人」VS「風呂嫌いな猫」の折衷案はあるのでしょうか。

今回は、水嫌いな猫をお風呂に入れずに綺麗にする方法を紹介いたします。もう愛猫にストレスを与えることも、ジレンマと戦う必要もありません!

1.手ぐしやブラッシングをする

ブラッシングする猫

短毛種の場合は被毛が絡まりにくく、お尻に便が付くリスクほとんどありません。そのため、極端にいえば入浴の必要性が全くないのです。

ただし、毛艶を良くする目的で一週間に一度程度はブラッシングをしてあげましょう。それすら拒むようであれば、スキンシップをとる中で手ぐしで整えれば大丈夫。

長毛種であればスリッカーと呼ばれる針金状のくしで毛玉をほぐし、ブラッシングをしてあげることも良いでしょう。しかし、デメリットとして皮膚を傷つけてしまう危険性もあります。そのため、ラバーブラシであれば皮膚も傷つけず、余分な被毛も除去できるためおすすめです。

場合によっては、思い切ってお風呂を卒業してしまうのもひとつの方法です。

2.ドライまたは蒸しタオルで拭き取る

タオルを被る猫

それでも体の汚れが気になるという場合は、タオルで軽く拭いてあげると良いでしょう。

乾いたもので十分ですが、人肌程度に温めた蒸しタオルを使うことも有効な方法です。

蒸しタオルを使うメリットとしては、猫の血行が良くなることがあげられます。特に、毛繕いが困難になった高齢の猫に適している可能性の高いケアのひとつです。

3.洗い流さないタイプのシャンプーの活用

洗い流さないシャンプーをされた猫

短毛種とは異なり、長毛種の場合はシャンプーが欠かせません。その理由は冒頭でも挙げたように、被毛が長く毛玉になりやすいから。

更に日頃から、便がおしりの周りについてしまうトラブルも起こりやすいでしょう。しかしそれでも、水が苦手な猫であれば入浴は困難です。

そこで便利なのが「洗い流さないタイプのシャンプー」です。これにはさまざまな種類がありますが、代表的なものとして「泡タイプ」のものが主流です。これを被毛全体に馴染ませて揉みほぐし、仕上げにブラシをかければ完了です。

尚、この手のシャンプーを使用する前は、手ぐしやブラシで余分な被毛を取り除いてから行ってください。これを怠ると、逆に被毛が絡まりやすくなってしまいます。

まとめ

猫の入浴

猫の体を綺麗に保つためには入浴にこだわらず、どのような手段を持って清潔にするかが重要でした。これまで水嫌いな猫をどうにかお風呂に入れていた飼い主さんには朗報でしょう。

まず短毛種の猫は、ブラシや手ぐしで美しさをキープすることが可能です。汚れが目立つ場合や、毛繕いが困難なシニア猫対しては蒸しタオルを活用してみてください。

長毛種の場合は洗髪が必須です。そこでおすすめなのが、洗い流さないシャンプーです。先に余分な被毛を取り除き、泡を馴染ませるだけで身なりが整います。

愛猫に合う方法が見つかれば、もう自信を持ってお風呂は卒業しても大丈夫です。汚れてしまってどうしても洗いたい場合は、トリミングサロンで猫が可能なところや動物病院などの専門家にお世話になるのも選択肢の一つです。便利なアイテムをフル活用し、負担のかからない方法で愛猫を清潔にしてあげましょう。

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