愛猫が朝激しく鳴く原因
そもそも猫が激しく鳴くのは、何かしらの要求があって鳴いていることも多くあります。ここでは、猫が飼い主さんに求めるときに鳴いてしまう3つの原因をご紹介します。
1.運動不足
普段から遊ぶ時間が足りず、十分に体を動かしていないと早朝に激しく鳴いたり、動き回ったりしてエネルギーを発散させることがあります。
たとえ遊ぶ時間を飼い主さんが作ってあげていたとしても、猫の狩猟本能が満たされていなければ不満が募って問題行動を起こしやすくなります。
2.お腹が空いている
朝に猫が激しく鳴くのは、お腹が空いていて飼い主さんにご飯をもらおうとしていることもあるでしょう。
本来の猫は早朝に獲物を捕まえに行くため、室内で暮らしていても朝は活動的になる猫は多いです。お腹が空いて我慢の限界がくると、必死に飼い主さんに伝えようとします。
3.トイレを掃除してほしい
キレイ好きな猫は排泄物が残っているとニオイが気になってしまうため、飼い主さんに片づけてもらおうと早朝に鳴く場合があります。猫によっては飼い主さんがまだ寝ている朝の時間帯に排泄することも多いです。
とくに便を排泄した後にテンションが高くなる「トイレハイ」のときは、暴れた様子で猫が激しく鳴いていることもあります。
飼い主さんが安眠するための対処法
朝の早い時間帯に猫に激しく鳴かれてしまうと、飼い主さん自身にストレスや寝不足などのさまざまな問題がふりかかってきます。
猫によっては「遊び足りない」「お腹が空いている」「環境への不満」など、さまざまな原因から激しく鳴いて要求をしてきます。
まずは猫が何を求めているのかを探ってみましょう。そのときの猫の気持ちに柔軟に寄り添い、不満を取り除いてあげることが飼い主さんの安眠につながる唯一の方法となるでしょう。
たとえばお腹が空いてしまうのであれば、飼い主さんが眠っている夜間だけ自動給餌器を活用するなど、猫の不満解消のための対策をすることで解決できる可能性があります。
一方で、そもそも朝激しく鳴くことが猫の癖になっている場合もあります。そのような場合は、飼い主さんが寝ている時間に鳴いてもリアクションをとらないことも必要です。リアクションを取ってしまうと、飼い主さんが喜んでくれていると誤解を招く危険性も。
猫が聞こえるように目覚まし時計をセットして、飼い主さんが起きるタイミングを猫に知らせてあげましょう。
まとめ
早朝などの決まった時間帯に猫が鳴く場合、猫の生活リズムなどが関係している可能性が高いです。
もともと猫は自立心があり、一緒に暮らす人の生活にある程度合わせることもできます。しかし愛猫が不満を抱いている状態のときは、朝激しく鳴くのも珍しいことではありません。
飼い主さんが安眠するためには「猫の生活リズムを整える」「猫が抱く不満を解消させる」ことを意識して日頃からコミュニケーションをとるようにしましょう。
飼い主さんの行動に予測ができないことで積極的に要求してくる猫も多いので、飼い主さんと猫の両方が規則正しい生活に近づけることが理想的です。