1.隠れているつもりでもバレバレ
猫は獲物を狙うとき、隠れながら近づいていきます。家でおもちゃで遊んでいるときにもそんな行動をすることがあるのですが、おもちゃを狙っている猫が隠れているつもりでも体がほとんど見えている、というおマヌケな行動をすることがあるのです。
猫は体の一部が隠れていれば、体全部が隠れているはず、と思っているところがあるようです。
動物病院に連れて行かれる直前や薬を飲まされる直前など、素早く飼い主さんの変化に気づいても、細い棒やスリッパの後ろに隠れたつもりになっていて丸見えという猫もいます。一生懸命隠れている猫に「丸見えだよ」という事実は伝えにくいですよね。
2.ごまかす
ジャンプに失敗して落ちたり、同居猫に驚かされたりしても、何事もなかったかのように毛づくろいをしたり伸びをしたりしてごまかすことがあります。
我が家の猫たちはスポイト代わりのストローで水を飲ませてもらうのが好きなのですが、順番に飲ませていると、1匹が「ちょうだい」と前足でタッチしてきます。その子の順番ではないので別の子に水を飲ませると、出した前足を仕方なくけづくろいをしてごまかすことがあります。
3.舌をしまい忘れる
猫の舌が口から少し出たままになっている姿はおもしろくて可愛いですよね。普段ツンとしている猫や、自立心の強い猫が舌をしまうのを忘れているとより可愛く見えます。
どうやら猫はリラックスしていると、舌をしまうのを忘れてしまうようです。また、歯がないと舌が出やすくなってしまいます。
我が家の猫たちは、毛づくろい中に物音に反応したときに、舌が出たままになっていたことがありました。音に反応して真剣な顔になっているのに舌が出ていて、ちょっとおマヌケで面白い姿でした。
4.座り方が変
猫の座り方といえば、エジプトのスフィンクス像のような「スフィンクス座り」や前足を折り曲げて座る「香箱座り」が知られています。しかし、人間のように座ることもあるのです。
おすわりの姿勢なのですが、両前足の間から揃えた両膝が見えている座り方をすることがあります。人がしゃがんでいるような、体育座りをしているようなおもしろい座り方です。胸やお腹の毛づくろいをするとこの座り方になる猫がいるようです。
「スコ座り」は知っている方も多いですよね。お尻を床につけて、後ろ足を前へ投げ出すような座り方です。お腹を丸出しにして座っている様子から「おっさん座り」と呼ばれることもあります。
5.においを嗅いで変顔
猫が一ヵ所を真剣に時間をかけてにおいを嗅ぎ、顔をあげると口を半開きにしたおマヌケなおもしろい表情になってしまうことがあります。これは「フレーメン反応」といい、フェロモンを確認しているときの反応です。
上顎にある2つの穴からにおいを取り込んで、フェロモンの分析をするので口を開けてしまうのです。目を半開きにして口を開けたり、目をカッと開いて口も開けて反応したり、猫によって表情は違います。
変顔で反応してしまう対象は、自分や他の猫のお尻のにおい、布などについた猫のおしっこのにおい、人の汗のにおいなどです。
まとめ
強い目力でツンとしている猫ですが、たまにおマヌケなおもしろい行動を見せてくれます。
ギャップや人間らしさが猫をより可愛く感じさせてくれているのかもしれませんね。