猫を警戒させてしまう飼い主のNG行動6選
1.大きな声をあげる
急に大声をあげると、猫は驚いて警戒心が高まります。叱るのはもちろん、くしゃみや笑い声なんかもNG!たとえば、お笑い番組でテレビから急に笑い声が流れてくると警戒する猫もいるようです。猫が側にいるときは、なるべく大きな音を立てないように気を使ってあげましょう。
2.追いかける
個体差はありますが、猫は「臆病」な性格の持ち主。そのため追いかけられると恐怖を感じ、相手を警戒してしまいます…。追いかけられることでかなりのストレスを感じる猫もいるため、基本的に猫を追いかけるのはやめましょう。
3.無理強いをする
隠れている猫を引きずり出す・客人に強引に合わせるなど、猫の気持ちを尊重しない行動も警戒心を抱かせる原因になります。
人間だって、突然知らない人の目の前に連れてこられたらびっくりしますよね…猫も同じ気持ちです。飼い主への信頼関係にも傷がつくので、猫の気持ちを無視する行為は控えましょう。
4.急に動き出す
急に立ち上がったり、走り出したりする行為も猫の警戒心を高める原因に。たとえば、猫がリラックスしているときに、隣にいた飼い主が突然俊敏に動き出すなど。猫が近くにいるのであれば、なるべくゆっくりとした動作を心がけてください!
5.しっぽなどを踏む
あたりまえですが、猫のどこか体の部位を踏んでしまうと猫は超警戒モードになります。実際自分に危害が加えられたのですから、仕方ありません。
故意に踏む人はいませんが、うっかり踏んでしまった場合も猫は許してくれないでしょう。その後のフォローが大切です…!
6.じっと見つめる
じっと見つめる行為を猫に対して行うのはNG!猫は目を合わせるのを「敵意」と感じるため、いくらかわいい愛猫とはいえ、じっと見つめられると「ケンカ売られている?」と勘違いします。
とくに臆病で気の小さい性格の猫は警戒しやすいので、じっと見つめるのはやめましょう。
猫を警戒させてしまったときの上手なフォローの仕方は?
猫を警戒させてしまったときは、次のようなフォローをしましょう。
猫の様子を見守る
猫が警戒しているときは、ちょうどよい距離感を保って猫を見守るようにしましょう。無理に声をかけたり、遊ばせたりする必要はありません。
見守るときも、もちろん先述したようなNG行為は控えて猫が落ち着ける環境を整えてあげてください。時間がたてば、次第に猫の警戒心も薄れていきます。
おやつで機嫌取りをする
早く猫の機嫌を取りたいのなら、おやつを与えてみるのも効果的。猫が好きなやつを与えて「ごめんね」の気持ちを伝えてみましょう。
ただし与える量には注意してください!たくさんおやつを与えすぎてしまうと、フードが食べられなくなってしまいます。与える量は、パッケージに記載してある量を目安に与えましょう。
まばたきで愛情を伝える
猫の適度な距離感を保ちつつ、瞬きで愛情を伝えるのもOK!猫の瞬きには「信頼している」「愛情」「挨拶」などのポジティブな意味があって、人でいう「笑顔」のようなもの。
ゆっくり瞬きをして、「ごめんね」と「敵意はない」ことを伝えてみてください!
猫が警戒しているときの仕草は?
猫は警戒しているときは次のような仕草を見せます。
- 全身の毛を逆立てる
- しっぽが太くなる
- 伏せの姿勢になる
- シャーと威嚇する
- 唸り声をだす
- 耳を後ろにたおす
- 小さくなってこちらの様子を遠くからうかがう
愛猫にこれらの仕草がみられたら、警戒しているサインかもしれません!先述したフォローを実践し、猫の警戒心を解いてあげましょう。
まとめ
猫は臆病で警戒心が強い動物です。そのため飼い主の何気ない行動でも、警戒心を強めてしまうことも珍しくありません。
今回紹介した6つのNG行動は、猫の飼い主ならば少なくとも一度はやってしまったこともあるはず…。猫に警戒心を抱かせないためにも、今後はNG行動をしないような生活を心がけてみましょう!
しかしもし愛猫に警戒心を抱かせてしまったら、上手なフォローで愛猫との仲直りを試みてください。猫の気持ちを尊重し、さらに深い絆を築きあげられると良いですね!