猫の死因TOP3に入る「がん」かかってしまう原因は?予防するにはどうすればいい?

猫の死因TOP3に入る「がん」かかってしまう原因は?予防するにはどうすればいい?

猫特有のさまざまな病気があるなかで「がん」も猫がかかりやすい病気のひとつです。病気が進行すれば命にも大きく関わるため、早期発見と治療が大切になってきます。本記事では、身近に存在するがんの原因と予防策について紹介しています。がんの発症リスクを下げ、健康的な長寿猫を目指しましょう。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

猫が「がん」にかかってしまう原因

ハンモックで寝ている猫

「がん」は細胞の遺伝子変異で、限りない異常増殖によって健康な細胞までも悪影響を与えてしまう怖い病気です。発見が遅れるほど腫瘍が大きくなったり、別の部位に転移したりと、進行するほど治療も難しくなります。

では、猫の生活環境で「がん」にかかってしまう可能性のある原因をみていきましょう。

1.ストレス

体の免疫力が下がると「がん細胞」が増殖しやすい環境になることから、ストレスは猫のがんを引き起こす原因になる場合があります。

猫は、人が思っているよりも生活環境の変化に大きなストレスを感じてしまうものです。ストレスを感じると食事でバランスよく栄養を摂ることなどができず、消化器官の異常や他の病気を誘発してしまう可能性があります。

つまり、ストレスによって猫の体の機能にさまざまな問題が出てくると、結果的に猫ががんを発症する事態になりかねないのです。

2.猫の受動喫煙

猫がタバコに含まれている成分を舐めることでも「がん」を発症するリスクが高まります。もしも猫の近くでタバコを吸う環境にあれば、早急に改善しなければなりません。

たとえ猫のいる部屋で喫煙していなかったとしても、タバコを吸った直後に猫の体に触れれることでニオイや発がん成分が被毛に付着し、結果的に猫は受動喫煙の状態になります。

愛煙家の飼い主さんは、猫の体に影響を及ぼさないように十分な配慮が必要です。

3.外猫によるウイルス感染

「猫白血病ウイルス」のような一部のウイルスは、猫が感染することにより免疫力が低下し、血液のがんを発症します。

主な感染経路は、外猫とのケンカや唾液、排泄物などに触れて感染することが多いです。

なお、飼い主さんが外から持ち帰ってしまったウイルスで感染するケースも考えられるでしょう。

猫のがん予防に何をするべきか?

ビタミンサプリをもらう猫

ストレスや高齢による免疫力の低下は、がん細胞を作りやすい環境にしてしまいます。そのため、猫の年齢や性格に合った環境に整えることが「がん」を含むさまざまな病気の予防に効果的です。

猫のがん予防としてできることは、栄養バランスのとれたフードを与え、体に不足している栄養はサプリメントで補うことも大切です。ただ人のサプリは絶対あたえないこと、通常の総合栄養食をあげているぶんには栄養がたりていることは理解しましょう。また、筋力を維持するためにも、遊びで適度な運動をさせて体のコンディションを整えてあげましょう。

家と外を行き来する猫の場合、ウイルスの感染予防として、定期的にワクチン接種を受けることをおすすめします。

さらにできるだけ室内飼いを徹底することが、結果として猫の病気を防ぎ、健康を守るために重要なのです。

まとめ

ご飯を残す猫

猫の「がん」は、さまざまな原因によって体のあらゆるところで発症する複雑な病気です。自然に治ることはほとんどなく、進行すると猫の命に関わるため、日常の生活で「がん」を寄せ付けない体づくりが大切になります。

猫の体調不良はとてもわかりづらいですが、もしも病気を引き起こしていたら何かしらのサインを出していることが多いです。「食欲の減退」「遊ぶ時間が減る」「排泄の異常」など、以前と比べて猫の様子に違和感を感じたら動物病院を受診するべきタイミングです。

確実に予防することは難しいですが、猫が健康で快適な生活を送れることが「がん」の発症リスクを減らすことにつながります。猫の異変に気付いたら自己判断せず、早めに獣医師に相談してみましょう。

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