1.爪とぎ器やキャットタワーを置く
![タワーで爪を研ぐ猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/3/90ff085296c0a261e2d4df77024736f3.jpg)
猫が爪を研ぐのは本能によるもので、当の本人(猫)には悪気がありません。そのため、叱られたところで反省すべきポイントが見えず、同じことを繰り返してしまいます。
それならばいっそのこと「やっても良い」という方向に切り替えたほうが得策です。いたずらされそうな家具のそばに、爪とぎ器やキャットタワーを置いてみてください。
なお、初期段階ではその爪とぎ器やキャットタワーにマタタビをかけて誘導すると良いでしょう。注意する側の飼い主としてのストレスも、叱られても意味が分からない猫の負担もこれで解消します。
2.猫が嫌がる匂いのスプレーをかける
![警戒する猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/3/1b7f842675cf276a95a13609e237b730.jpg)
爪とぎやスプレー行為によって大切な家具が犠牲になる前に、猫が嫌がる匂いをかけておくことも有効な手段です。
それ専用に作られたスプレーをかけると、柑橘系やココナッツなどの香りを放ちます。いずれも猫が苦手とするもので、接近することを控えるようになるでしょう。
もちろん安全面は問題ないので、安心してご使用ください。
3.不妊手術を受けさせる
![診察を受ける猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/0/fe032fc62f018be2443b10e66eb8a6f9.jpg)
強烈な悪臭を放つスプレー行為には、猫の発情が絡んでいます。将来的に繁殖を望まないのであれば、不妊手術を受けることを検討してみてください。
放尿によるマーキングに関しては、これが根本的な予防策になります。概ね生後6ヶ月頃から手術が可能になりますが、適したタイミングには個体差があります。
かかりつけの獣医さんとよく話し合って日取りを決めると良いでしょう。ちなみに手術を受けることで、乳がんや前立腺がんの予防にも繋がります。
4.トイレ環境を見直す
![トイレ掃除を見守る猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/2/c3fe192dd1a49594ddf62fd0eb5facaf.jpg)
スプレー行為とは明らかに異なる粗相が見られたら、トイレ環境を見直してみてください。
猫はとても綺麗好きな動物なので、理由もなくトイレ以外の場所で排泄することはありません。
トイレが汚れたままになっていたり、人の出入りが多い場所に設置していないでしょうか。愛猫がトイレ砂の質感を嫌がっていたり、他の猫を怖がってトイレを我慢していないでしょうか。
愛猫がこれらの状況に悩んでいるようであれば、今すぐ改善してあげましょう。快適な環境が整えば粗相がなくなるはずです。
それでも改善しない場合は、泌尿器系の病気がないか診てもらってください。
5.カバーやアルミホイルを活用する
![ソファーを掴む猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/3/875af3f5daaad49980e255c41a2d7d84.jpg)
たとえば、ソファー本体を守りたいのであれば、猫が好まないツルツル素材のカバーをかけて保護すると良いでしょう。
寝具を縄張りにするために粗相をするケースでは、乗られたくない場所にアルミホイルを置くことも有効です。音や光の反射に驚いて近づかなくなります。
ただし、直射日光が当たらないように注意してください。火災の原因に繋がってしまうので、くれぐれも気をつけましょう。
まとめ
![企む猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/8/91ffe0877a42a71a5fdfc314b0a7e4af.jpg)
今回は、猫飼いさんのお悩みを解消する家具対策を5つ紹介いたしました。愛猫の行動に合わせて試してみてください。
最後にもう1つ、重要な対処法を挙げておきます。それは愛猫の爪を切ってあげることです。爪が丸くなっていることで、家具に与えるダメージを減らすことができます。猫自身の怪我対策にも繋がるので一石二鳥です。
猫には猫特有の習性があります。こればかりはやめることが困難なので、お互いが心地よく過ごせる工夫をして折り合いをつけていきましょう。