愛猫が自分を「人間」だと思い込んでいるときにする行動とは?4つのケースをご紹介

愛猫が自分を「人間」だと思い込んでいるときにする行動とは?4つのケースをご紹介

猫社会から離れ、人間とともに生活するようになった家猫たち。果たして彼らはどの程度、自分を猫だと認識できているのでしょうか?愛猫がこんな行動をするようなら、自分のことを人間だと思っているかもしれません。

1.布団に入って寝る

布団で寝る猫

猫と人間のライフスタイルで最も異なるのは『睡眠』です。猫は夜行性ですが、人間は基本的に夜になると活動をやめ就寝します。愛猫が自分のことを人間と思っているかどうか、夜の過ごし方で知ることができそうです。

飼い猫の中には、「布団で寝る」「枕を使う」など、まるで人間のような寝方をする子もいます。それだけでなく、家族が就寝するタイミングで一緒に就寝を始めるなんて子も。そこには夜行性の名残は残っておらず、限りなく人間に近しい存在として自己認識している可能性が高そうです。

とはいえライフスタイルの変化に関しては、単に人間に合わせているだけとも考えられます。もしも飼い主の腕枕で寝る…なんてことまでするのであれば、少なくとも子供の気分に浸っているのかもしれませんね。

2.人間の食器で食事する

おやつをもらう猫

ライフスタイルの変化は、睡眠だけではありません。猫はもともと狩猟をして命をつないできた生き物。その必要がなくなった飼い猫は、食事のスタイルも変化しています。

基本的には人間から与えられるものを食べるしかないのですが、「わざわざ人間用の食器から食べる」「コップじゃないと水を飲まない」などの行動をするのであれば、自分を人間だと考えている可能性があります。自分は人間のはずだから、家族と同じ食器しか使いたくない、というわけですね。

また中には、家族が食事を食べ始めるまで自分も口をつけないという健気な子までいるようです。たとえ自分を人間だと思っていなくても、飼い主を『群れの一員』と認めていることは確かです。

3.人間と会話をする

口を開けて鳴く黒猫

時として、愛猫が人間の言葉を理解しているように感じることはありませんか?人間にとって、言葉ほど大切なコミュニケーションツールはありません。猫もそのことを理解して、人間のように会話に参加したがっているのかもしれません。

例えば、「ごはんだよ」と話しかけると嬉しそうに「ニャー」と返ってくる。「パパ帰ってくるよ」というと玄関で待っている。こういった行動は、とりわけ言葉の意味を理解しているかのように思えますよね。

猫社会には、当然のことながら言葉でのコミュニケーションはありません。相手に対して鳴くのはあくまで『主張』であって、相手の発した声に返事をするというシチュエーションはあまり見られないのです。それを考えると、人間社会に慣れ親しんだ飼い猫は、順当に人間化しているといえそうです。

4.鏡に威嚇する

鏡の中を見る猫

もし愛猫が自分のことをどう認識しているのか気になるなら、鏡を見せたときの反応を調べてみてもいいかもしれません。鏡に対する猫の反応はさまざまで、SNSでも度々注目されますね。

ポイントになるのは、鏡に映る『猫』の姿を受け入れているかどうかです。怒ったり固まったりして受け入れられないような行動を示すのであれば、自分のことを人間だと思っている可能性があります。「この動物は一体なんなんだ!」「見たことない動物だ!怖い!」といった具合でしょうか。

反対に、前脚を差し出す、鼻をクンクンするなど友好的な姿勢であれば、鏡の猫を仲間だと思っている証拠。つまり、自分は猫だと認識しているというわけです。

そもそも猫は鏡に映った自分を『自分』だと認識できないとされています。つまりこの実験では、単純に「猫という動物に対する愛猫の評価」が分かるのです。

まとめ

ブランケットを巻く猫

猫が自分のことを人間だと思うなんて、絵本みたいでなんだか笑ってしまうかもしれませんね。ですが生まれたときから人間としか暮らしていない飼い猫は、別の猫を見る機会がありません。

「狼に育てられた子が狼のようになる」なんて話もあるように、飼い猫が自らを人間と認識するのも無理からぬことといえます。

何はともあれ、猫が可愛いのは紛れもない事実。お互いの違いを認めあいながら、穏やかな関係を築いていけるといいですね。

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