猫にとって安全な植物5選 猫飼いさんが家にグリーンを飾るときの注意点も

猫にとって安全な植物5選 猫飼いさんが家にグリーンを飾るときの注意点も

部屋のインテリアに観葉植物を飾っている方も多いのではないでしょうか。部屋の中にグリーンがあると、とても癒されますよね。しかし観葉植物の中には、猫にとって毒性の強いものがあることをご存じですか?本記事では猫がいても安心して飾れる観葉植物について解説していきます。

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記事の監修

麻布大学獣医学部獣医学科卒業後、神奈川県内の動物病院にて勤務。獣医師の電話相談窓口やペットショップの巡回を経て、横浜市に自身の動物病院を開院。開院後、ASC永田の皮膚科塾を修了。皮膚科や小児科、産科分野に興味があり、日々の診療で力を入れさせていただいています。

猫に優しい観葉植物5選

猫と植物

猫にとって植物は自然を感じられるものであり、リラックスできる環境づくりに役立ちます。

猫がいても安心して部屋に飾れる観葉植物は、以下の5つです。

  • 1.パキラ
  • 2.エバーフレッシュ
  • 3.アレカヤシ
  • 4.サンスベリア
  • 5.猫草

これらは観葉植物の中でも人気の種類で、猫が口にしても毒性のない植物です。

見た目も可愛らしいのでインテリアに最適ですが、葉や植木鉢で猫が遊んでしまう場合があるので置く場所には注意しましょう。

猫草は観葉植物ではありませんが、猫が食べることで胃の中の毛玉を吐き出す手助けをしてくれます。

毒性がなくても、観葉植物を食べてしまうことが多いのであれば不安ですよね。植物を食べる猫には、食べても平気な猫草を用意してあげると安心です。

猫に危険な観葉植物

植物を食べる猫

猫には食べられない植物が約300種類もあると言われています。その中には、インテリアとして部屋に飾られることが多い人気の観葉植物も含まれているので注意が必要です。

猫にとって特に危険とされている植物は、以下の通りです。

  • ユリ科の植物
  • サトイモ科の植物
  • 多肉植物

これらの植物は中毒症状を起こす危険性が高く、最悪の場合死に至ることも。

特にユリの花の毒性は強く、花瓶の水を舐めるだけでも中毒になる危険があります。

また、観葉植物の中でも人気の高い「モンステラ」や、「アロエ」「サボテン」といった多肉植物も猫には有害です。

口にしてしまうと口内に炎症を起こしたり、下痢や嘔吐の症状が出たりすることもあります。

部屋に観葉植物を飾る時の注意点

植物にイタズラをした猫

部屋に観葉植物を飾るとき、誤飲以外にも注意しなければならないことがあります。

それは、猫のイタズラ対策をすること。置く場所が悪いと鉢植えごと落としてしまい、怪我をする危険性もあります。

観葉植物を部屋に置くときは、猫のいない部屋に置いたり天井から吊り下げたりして、猫の手の届かないところに飾るのがおすすめです。

大きい植物であれば、鉢の上に猫除けのトゲトゲシートや鉢植えカバーを付けると安心です。

鉢の中の砂を掘ってしまう猫もいるので、土に触れないような工夫ができると良いですね。

ホームセンターや100円ショップにあるもので簡単にイタズラ対策ができるので、猫のいる部屋に観葉植物を飾るときは有効活用しましょう。

まとめ

猫草と猫

部屋の中に植物を置くことで気持ちが安らぐのは、人も猫も同じです。

しかし、ゆらゆらと揺れる葉や茎は猫にとっておもちゃになってしまうことも。特に若い猫や好奇心旺盛な猫には注意しなくてはいけません。

観葉植物の種類に気を付けるのはもちろんのこと、猫の性格に合わせて飾る場所や飾り方にも工夫が必要です。

いろいろな予想外のトラブルも起こり得るので、様々なパターンを想像して対策をとることが大切です。

猫が安全に暮らせる環境をつくるためにも、しっかりと調べてから飾るようにしてくださいね。

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