1.猫最優先を心がける
![抱っこされる猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/9/d5287180e0b07ae1612b46cdbbea9e2e.jpg)
一緒に住む人が増える前までは猫を溺愛し、猫中心に生活が回っていた、というご家庭も少なくないでしょう。新しい家族が増えることで、突如としてそのリズムが崩れてしまうと、猫は大きなストレスを感じてしまいます。
猫は環境の変化に弱い生き物なので、何が問題なのかといえば、そこなのです。
特に赤ちゃんが産まれた場合、それはとてもおめでたいことなのですが…。猫にしたら今まで可愛がってくれていた飼い主さんが急に、構ってくれなくなった(泣)、と感じてしまうかもしれません。
赤ちゃんのお世話には手間がかかるため、猫を構う時間がなくなる可能性があります。しかしそうなってしまうと、繊細な猫はストレスを感じ、様々な問題行動を起こす可能性があります。
愛猫に負担をかけないためには、今まで以上に猫を優先する必要があります。大変な部分はあると思いますが、他のご家族と協力するなどして、猫に「なんか今までと違うにゃん」と感じさせないようにするのです。
家族が増える前と同様に構ってもらえれば、猫は不満は感じないでしょう。その結果、新しく増えた人や赤ちゃんも、比較的猫に受け入れてもらいやすくなります。愛猫の気持ちを考え、優先してください。
ただ、だからといって赤ちゃんのお世話をおろそかにしてよい、ということではありません。そこは適切にしつつも、猫も適切に構ってあげてください。
2.猫がストレスを感じないように対策する
![収まる猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/3/518fec1ce53dd92a1129e6e9296071e8.jpg)
新しい家族が増えると、これまで猫が使っていた場所やモノを、制限せざるを得ないかもしれません。
やりたい行動ができなくなったり、ナワバリが狭くなったりすると、ストレスを感じてしまいます。多少の制限は仕方ないにしても、それによって不満を感じないよう、新たにキャットタワーやステップなどを設置するなどして、対応していきましょう。
新たな楽しい遊び場やリラックス空間ができることで、喜んでくれるかもしれません。とにかく猫がストレスを感じずに伸び伸び暮らせるよう、心がけていくとよいでしょう。それが、皆が幸せになるコツです。
3.少しずつ慣れさせる
![匂いを嗅ぐ猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/3/c74fcdba7da63503803d5a1da44ebe51.jpg)
猫は突然新しい家族が増えると、ナワバリに侵入されたと思い、不快感を覚えるでしょう。それを防ぐため、対面する前から、新参者の匂いをかがせておきます。その人が使ったタオルや靴下など、なんでもよいので匂いがついたものを、家の中に置いておきましょう。
猫は匂いで様々な判断を行うため、嗅いだことがあると分かれば、負担を減らせます。「新しく来る家族の匂いだよ」などと声をかけながら、嗅いでもらうとよいでしょう。
また、いきなり新しい家族と長時間同じ空間にいさせるより、初めは数分など、短時間からの対面からにすると、負担を軽減できます。徐々に時間を伸ばしていき、少しずつ慣れさせましょう。
4.人間側に猫の扱いを覚えてもらう
![戯れる猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/2/85635542127dd956565ec152ce424258.jpg)
いくら飼い主さんが愛猫にストレスを与えないよう気をつけていても、新しく来た人が猫の扱い方を分かっていなければ、台無しです。もし猫に慣れていないようであれば、扱いを教えて覚えてもらいましょう。
赤ちゃんの場合はある程度大きくなるまでは、目を離さずにいましょう。猫の方が怖がって、近づかない可能性もありますが…。赤ちゃんが飼い主さんの言うことを理解できる年齢になったら、扱い方を教えてあげてください。
まとめ
![子供と猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/6/915b21f035aff2e03e6bc9a86db2a47c.jpg)
猫は環境の変化にストレスを感じやすい生き物のため、なるべく「変わった」と感じさせないようにしてあげてください。
さらに、飼い主さんの態度が変わってしまうことも、猫は変化と感じてしまうので注意が必要です。
愛猫の気持ちになって考え、これまでと同様、いえ、それ以上に快適に過ごせるようにしてあげましょう!