猫が『仲間』と認めた相手にする行為3選!そもそも仲間意識ってあるの?

猫が『仲間』と認めた相手にする行為3選!そもそも仲間意識ってあるの?

ひとり気ままに行動するイメージがある猫。猫同士仲良くしている姿を見ると「仲間意識があるのでは?」と感じることがあります。本当のところ、猫は相手に対してどんな感情を抱いているのでしょうか?

猫に仲間意識はあるのか?

2匹の猫

もともと単独で縄張りをもつ猫は、犬のように群れを作ることはないため「仲間意識はない」と言われています。犬は群れのなかでリーダーを決めて上下関係を大切にしますが、猫同士ではそのようなルールがないことが理由です。

しかしそんな猫も、同居猫と一緒にお昼寝をしたり、戯れながら遊んだりして行動を共にする様子がみられることもあるでしょう。

猫は常に仲間意識をもちながら行動することはありませんが、自分に対して危害を加えず、安全だと認識した相手には、自分の縄張りに受け入れてくれるようになります。そのような一緒にいて居心地がいい相手に対しては親愛の気持ちを示そうとするのです。

猫が仲間と認めた相手にする行為

仲良く暮らす2匹の猫

では、猫が親愛の気持ちを抱き、仲間のように受け入れた相手にはどのような行為がみられるのでしょうか?

1.ニオイを嗅ぐ

猫にとってニオイを嗅ぐことは「あいさつ」の意味をもっています。猫同士では、鼻同士を近づけることやお尻のニオイを嗅いで相手の情報のチェックもしているのです。

ニオイから危険ではないか確認することができますので、縄張りの範囲内に受け入れるためには欠かせない行為となっています。人に対してもニオイチェックを行っているので、指を近づけて嗅がせれば友好的に感じてくれるでしょう。

2.体をスリ寄せる

猫には顔まわりや額、しっぽなど、体のあとこちにフェロモンを放出する臭腺があり、自分の縄張りに入る猫や人に対しては体をスリ寄せて自分のニオイを付けようとします。

体を相手にスリ寄せると、自分の縄張りを主張できたり、スキンシップで愛情を伝えたりすることができるため、仲間として受け入れていなければ見られない行為です。

3.毛づくろいをしてあげる

猫同士で毛づくろいし合っている様子は、人から見ても仲睦まじくて微笑ましい光景ですよね。お互いの被毛を舐め合う行為は「アログルーミング」と呼ばれていますが、親愛の気持ちをもった相手にしか行わないものです。

たとえ同居していた猫がいたとしても、不仲な状態であればお互いを毛づくろいすることはないでしょう。人に対しても同様で、飼い主さんの手や足、髪の毛などを舐めてくる場合も、猫からの愛情表現のひとつとなっています。

まとめ

仲良し猫

「仲間意識をもって行動することがない」と言われている猫も、大好きな相手には親愛の気持ちを抱くため、仲間と認めた行為がみられるようになります。

その行為は猫に限らず、一緒に暮らす人に対しても示してくれるようになりますので、リアクションを意識したコミュニケーションをとると友好的な関係を築くことができるでしょう。

人からみれば、猫は仲間というより家族の一員。猫の縄張り意識を尊重しつつ、こちらからも親愛の気持ちを伝えていきたいですね。

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