「猫トイレ」を絶対置いてはいけない場所とは?
猫の健康にとって必要不可欠な「猫トイレ」。猫と暮らすどのご家庭にも設置されているはずですが、家の中のどこにでも置いてよい、というわけではありません。
猫は繊細なので、不適切な場所のトイレは使うことができず、その結果ストレスを溜めてしまったり健康に悪影響が出てしまう可能性があります。
そこで今回は、「猫トイレ」を絶対置いてはいけない場所について解説しますので、ご自宅の場所を今一度確認してみることをおすすめします。
1.キッチンの傍
火や電気、刃物類などの危険なものを取り扱うキッチンの近くは、そもそも衛生面と猫の安全面でよくありません。
料理中はせわしなく動くこともありますので、トイレのついでに猫がキッチン内に入ってきてしまえば気になりますし、人間にとっても危険です。
猫にとっても落ち着いてトイレに入りづらい空間になってしまうため、とても居心地悪く感じてしまうため、落ち着いてトイレを使用できない場所はNGです。
2.ドア付近や廊下
人の出入りが激しいドア付近は、猫が排泄中に人の動きや気配を感じて気にしてしまいますので、猫トイレの置き場所としては不適切です。
廊下もトイレの様子をチェックしやすい場所ではありますが、季節によって温度差が激しいので、猫の体のことを考えるとあまり良い場所とは言い切れません。
3.猫の食事スペース
フードや水の入った食器の近くには、猫トイレを置かないようにしましょう。猫トイレをどんなに綺麗に保っていても、砂を掻いたときに砂埃が舞いやすく、病原体が食べ物や飲み水に付着すると猫の健康に害を与える可能性があります。
また、そのような病原菌の感染リスクが高まるようなところを猫は本能的に避けますので、フードを食べなくなったり、トイレに入らなくなったりしてしまうこともあるでしょう。
4.テレビや洗濯機の近く
テレビのすぐ近く、またはスピーカーといった音が響く場所に猫トイレを置いてしまうと、猫が落ち着いてトイレに入ることができなくなります。人にハッキリと聞こえるくらいの音量であれば、聴覚が優れている猫にはとてもうるさく感じてしまうでしょう。
洗濯機の近くも回している間は、音や振動が響くのでおすすめできません。猫が安心できる静かなところへ猫トイレを移してあげましょう。
不適切な猫トイレの場所を改善しなかったらどうなるの?
猫は、周囲の環境にとても敏感です。不快に感じる場所に猫トイレを置き続けてしまったら、ストレスを感じてトイレに入りたがらなくなってしまいます。
そうすると、排泄を我慢することになり、我慢しきれず別の場所で粗相をしたり、膀胱炎や尿結石などの泌尿器系の疾患を起こしやすくなってしまいます。
まとめ
現在の猫トイレの場所に問題があれば、心身共に悪影響を及ぼしてしまう前になるべく早めに改善してあげましょう。
適切な置き場所は、猫が安心してトイレに入れることを前提に選ぶ必要がありますが、暗くて人目に全くつかないようなところだと管理が不十分になってしまいます。通気性の良いところを意識すると猫も気持ちよくトイレに入ることができるでしょう。
リビングやワンルームに猫トイレを置くような場合でも、テレビなどの家電製品の近くやキッチンからなるべく遠ざけることで大分ストレスを緩和できます。
「猫トイレ」周辺の快適な空間を維持して、猫の健康を守ってあげたいですね。