猫は『毛づくろい』が命!しなくなったときのリスク3つと考えられる原因とは

猫は『毛づくろい』が命!しなくなったときのリスク3つと考えられる原因とは

猫がご飯を食べた後、睡眠から覚めた後、遊んだ後などに「毛づくろい」をしている姿を見かけることは多いでしょう。これはとても健康的な猫の様子です。しかし、その健康的な猫が毛づくろいをしなくなる事があります。今回は、猫が「毛づくろい」をしなくなったときのリスクと考えられる原因について見ておきましょう。

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記事の監修

麻布大学獣医学部獣医学科卒業後、神奈川県内の動物病院にて勤務。獣医師の電話相談窓口やペットショップの巡回を経て、横浜市に自身の動物病院を開院。開院後、ASC永田の皮膚科塾を修了。皮膚科や小児科、産科分野に興味があり、日々の診療で力を入れさせていただいています。

️1.身体を清潔に保てなくなる

病院でブラッシングされる猫

猫が毛づくろいをしないと、身体の汚れを落とせないことで皮膚炎を引き起こす危険性があります。

猫に舐められると「痛いなぁ」と感じることはありませんか? この痛いと感じる舌には、トゲトゲした突起が付いており、ブラシの役割をしています。猫は自分の舌で毛づくろいをすることで、皮膚の血行をよくしたり被毛の汚れや絡まりを無くしているのです。

そのため、猫が毛づくろいをしていないと毛艶も悪くなり、被毛がフェルト状になる縮絨を起こし、結果として皮膚炎に悪化させてしまうことがあります。

️2.体温の調節が難しくなる

暑がっている猫

猫が毛づくろいをしなくなり、体温の調節ができなくなる危険性があり、そのせいで体調不良や低体温で元気がなくなるなどの問題が起こる可能性があります

猫の汗腺は、肉球など身体のほんの一部分だけにしかなく、身体の大きな面積を占める皮膚にはありません。猫は毛づくろいをすることで唾液を被毛に付着させ、水分が蒸発するときの機能を使い、熱を体内から放出しているのです。

そのため、毛づくろいをしなくなることで、身体に熱が籠ったり、熱が入ってこなかったりするなど、身体周辺の気温をコントロールできなくなることがあります。

️3.ストレスを溜めてしまう

ストレスを溜めている猫

猫は毛づくろいをしなくなると気持ちを安定させられなくなり、ストレスを溜めてしまう危険性があります。

猫の毛づくろいは、爪とぎと同様に、猫にとってリラックス効果があります。毛づくろいも爪とぎも、猫のルーティンワークの中で、睡眠に次いで多く時間を割いています。

緊張したり、ストレスを感じた時に毛づくろいをして、自分を落ち着かせようとする個体もいるので自分を落ち着かせられず、強いストレスへとつながる危険性があります。

また、良い意味でも悪い意味でも、猫は興奮しすぎると転嫁行動として毛づくろいを行うことで、落ち着くことができるのです。

ただし、毛づくろいを異常にしすぎるのも問題があり、ストレスが溜まっているがゆえに毛づくろいをし過ぎてしまうことがあるので注意が必要です。

️猫が「毛づくろい」をしなくなった理由

肥っている猫

猫が毛づくろいをしなくなった理由としては、「高齢化」「肥満」「体調不良」などの原因が考えられます。

高齢になると体力を維持することが大変になり、毛づくろいにまで気を遣う余裕がなくなってしまう場合があります。

また、加齢に伴う関節の変形などで、体の痛みを感じて今までとれていた体勢がとりづらくなることがあります。

体調が悪い場合も同様です。その他、肥ってしまい、毛づくろいすること自体が難しくなっている事が考えられます。

️まとめ

毛づくろいをしている猫

猫は『毛づくろい』が命!しなくなったときのリスク4つと考えられる原因とはについてお伝えいたしました。

猫が毛づくろいをしなくなる場合は、何らかのトラブルが起きていると考えておきましょう。

人間も同じですが、猫らしい行動が見られなくなる場合は何か理由があります。少しでも心配な場合は、すぐにかかりつけの獣医師に相談することが大切です。

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