1.窓際
猫は外を眺めるのが好きなので、窓の近くを夏の暑い日以外のお気に入りの場所にすることが多いです。
鳥や虫を見つけたり、風の音などを聞いたりするのが楽しいのです。日向ぼっこをしながらお昼寝をすることもあります。
また、自分のテリトリーである家の周りに異変がないかパトロールもしています。窓から見える範囲を自分のテリトリーだと思っている、と言われることもあります。
2.フローリング
夏は床の上が猫のお気に入りの場所になることがあります。ひんやりした床が気持ちよかったり、その場所の風通しが良いのでしょう。お腹をペタっとつけて涼んだり、仰向けになって体の熱を逃がすように寝転がったりします。
床に猫が寝転がっている状態を「猫が落ちている」と言われることがあり、猫を飼っている人たちの間では夏の風物詩となっています。
3.冷房の効いた部屋
夏の間、猫は冷房が効いていて過ごしやすい室温になっている部屋で、のんびりお昼寝することが多いです。
猫の熱中症予防のためにも、夏の間の冷房は必要です。しかし、冷房から出る冷気が苦手な猫もいます。そのような猫のために、冷房が効いていない部屋と行き来できるようにしておくと、猫がちょうどいい場所で過ごせます。
中にはうっかり日当たりの良い場所で日光浴をしてしまう猫もいるので、熱中症にならないようにときどき様子を見てあげましょう。
4.高い場所
猫は高い場所が好きで、キャットタワーの上がお気に入りの場所になっていることも多いです。
また、暖かい空気は上に行くので、特に春、秋、冬はキャットタワーや家具の上などにいることが多いでしょう。猫は鼻から入った空気で温度が分かると言われています。敏感に温度の差を感じ取り、あたたかい場所を見つけられるのです。
5.布団
冬の寒い季節は、布団の中にもぐったまま出てこない猫もいます。飼い主さんの布団で一緒に寝て、飼い主さんが起きた後も布団で過ごし定位置のようになっています。
布団の中は暗く体にフィットする狭さで猫が落ち着く空間になるのです。飼い主さんのにおいもするので、さらに安心して過ごせます。
6.こたつ、ストーブの前
猫といえば、冬はこたつとストーブが定位置ですよね。こたつに入ったまま出てこない猫もいます。のぼせてしまったり、脱水してしまったりするので、時々様子を見てあげましょう。我が家の猫も、こたつから出てきて部屋の隅で寝そべってクールダウンしていることがあります。
ストーブの前が好きな猫は、火傷に注意が必要です。猫は鼻から吸った空気から敏感に温度を感じ取れますが、鼻以外は被毛があるので熱さに鈍感です。ストーブの前で過ごすと、毛が焦げたり火傷したりすることがあります。
まとめ
猫の定位置は季節によって変わります。肌寒いとき、あたたかいとき、暑いとき、寒いときでお気に入りの場所が変化します。
愛猫の定位置の変化を観察してみましょう。