猫はなぜ人の身体に登る?4つの理由と注意点
![肩乗り猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/6/ed7e42bb90cfd7d322ae77263b2cccdb.jpg)
猫の中には好んで人の身体に登る子がいます。なぜキャットタワーやカーテンではなく、「人の身体」に登るのでしょうか?
今回は、猫が木登りならぬ人登りをする理由について解説いたします。合わせて気をつけてほしいポイントも解説していくので、愛猫によく登られる方は参考にしてみてください。
1.早くご飯が食べたい!
![食事が待ち遠しい猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/8/b72b8e29de3940b6de42f1c11f2e0ff3.jpg)
育ち盛りの子猫や食いしん坊な猫は、食べ物のことになるとアクティブになります。そのため、「とにかく早く食べたい!」その一心で飼い主さんの身体をよじ登るのです。
猫は犬のような躾が難しいので、恐らく「待て」や「おすわり」の指示には従わないでしょう。だからといってこのままでは、猫と人のどちらかが負傷したり、大人しい性格の猫が圧倒されてしまう可能性があります。
アピールが激しい猫と暮らしている場合は、可能な限り猫が侵入できないスペースで食事の準備をしてください。多頭飼育の場合は、各々食べる場所を離すと良いでしょう。
2.甘えたい!
![女性の身体をよじ登る子猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/4/e9ef8a4eef74fb789ba331a4728d1cb8.jpg)
ご飯タイムとは全く関係なく、人の身体をよじ登る猫もいます。それは甘えん坊な猫の場合です。例えるならば、「お母さ〜ん」と抱きつく子どものような感覚でしょう。
甘えん坊な猫にとっては、人の身体を登るのも愛情表現のひとつで、その人のことが大好きなのです。
この行動自体はオトナになるにつれて落ち着く場合が多いので、特別支障がなければ無理やり止めさせなくても大丈夫です。
とはいえ鋭い爪が刺さると痛いので、こまめに猫の爪を切るように心がけてください。お客様がみえる時は、事前にその旨を伝えて服装を選んでもらうと良いでしょう。
3.飼い主さんを独占したい!
![男性の肩に登る猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/3/7d545dfa0b6b2176b7ed7c5a52471c96.jpg)
甘えん坊の中でも特に独占欲が強い猫は、やはり人登りをします。より高いポジションを取ることで、多頭飼いの環境下で優位に立とうとしているのです。
これは、縄張り意識が強い猫の本能なので、人間はタッチしにくいでしょう。控え目な猫を庇おうとすると猫同士の関係性が悪化してしまうので、その場で目立つ動きをするのはタブーです。
その代わり、時間を置いて他の猫達の相手をしてあげてください。そうすることで、どちらか一方が欲求不満になることを防ぐことができます。
4.安全な場所に行きたい!
![抱っこする猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/3/c4fa20b7ead6a5c9c917078188647a8b.jpg)
猫にとって高い場所はどこよりも安全な場所。飼い主さんをはじめとする「人の身体」の上ともなれば、無敵の環境だと思う猫もいるのです。
もちろん飼い主さんを安全基地だと思えることは良いのですが、執拗に登りたがる場合は何らかの不安が潜んでいます。普段の生活の中で、安心できない要素がないか観察してみてください。
いつまでも不安を抱えた状態でいることは、猫にとっても大きなストレスになります。すみやかに改善できるものは改善し、気持ちを落ち着かせてあげましょう。
キャットタワーを設置したり、棚の上を解放することも得策です。飼い主さんがそばにいない時でもリラックスできるように工夫してみてください。
まとめ
![お腹に乗る猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/0/817c7bb98bb00d42d2dc4e24ebdab598.jpg)
今回は、猫が「人の身体」に登る理由について解説しました。そこには、いち早くご飯がほしい・甘えたい・独り占めしたい・安全な場所を求めているという気持ちが込められていましたね。
どの理由も愛らしいものでしたが、お互いに怪我をしないように気をつけなければなりません。
最後に改めて、「人の身体」に登る猫がいる場合に注意したいことを挙げておきます。
- 愛猫の爪を切っておく
- 爪が引っかかりやすい服装を避ける
- 滑り落ちやすいタイプの服にも注意する
- お客様の服を傷めないように注意する
猫は躾が困難な分、十分な予防策を実行することが大切です。