猫が『飼い主の隣』に座るときの心理5つ!隣に来て欲しいときはどうしたらいいの?

猫が『飼い主の隣』に座るときの心理5つ!隣に来て欲しいときはどうしたらいいの?

猫にも個性があり、積極的にアピールしてくる子もいれば、いつの間にか隣に座っておとなしくこちらをじっと見つめている子もいます。かと思えば、隣に来てほしいのに決して近寄ってきてくれない子も。猫が「飼い主の隣」に座るときの心理や、隣に来てもらうための方法についてご紹介します。

猫が「飼い主の隣」に座るときの心理

飼い主の隣で寝る猫

いつも飼い主さんに注目して欲しがるイメージのある犬とは異なり、猫は飼い主さんに対してそっけない素振りを見せる子が多いように感じている方は少なくないでしょう。

しかし、ふと気付くとそんな子がいつの間にか自分の隣に座り、静かにこちらを見つめていたり、一緒にテレビを眺めていたりすると、嬉しくて胸がキュンとなってしまう飼い主さんも、少なくないはずです。

「飼い主の隣」とひとくちに言っても、猫との距離や座り方によってもその心理は微妙に変わってきます。

今回は、飼い主さんの隣に座っているときの猫の心理をご紹介しますので、愛猫との距離や座り方などとも併せて、愛猫の心理を探ってみてください。

1.甘えたい

飼い主さんが忙しくてなかなか甘えられない、お留守番が多いという猫の場合、飼い主さんに甘えたくて隣に座っていることがあります。もっと積極的にかまってもらったり、おもちゃで一緒に遊んで欲しいという場合もあります。

飼い主さんとの距離が近いほど、スキンシップを求めていると考えられます。ただし、横座りのように完全にリラックスして休んでいる場合は、かまったり遊んだりして欲しいというよりも、近くで甘えていたいという気持ちが強いかもしれません。

場合によっては、お腹が空いたりトイレを掃除して欲しいなどの「要求」を訴えている場合もありますので、周囲の状況と合わせて判断する必要があるでしょう。

2.一緒にいたい

猫にとって、飼い主さんは母親のような存在です。少なくとも、同じ縄張り内で一緒に暮らしている家族のような関係だと思っていると考えられます。人間同士でも、何かを一緒にしているわけではないのに、居間に集まりそれぞれ思い思いのことをしていると、なんだか落ち着くということがないでしょうか。

猫にとっても、信頼できる家族の近くにいるとリラックスできる、落ち着ける、なんだか居心地が良いといったような感覚で、隣に座っていることがあるようです。そういう場合は、やはり横座りや香箱座りのような、警戒心の薄い座り方をしています。

3.興味津々

隣りに座り仕事中の飼い主を見つめる猫

飼い主さんが何かに夢中になっている様子を見て、その何かや使っている道具などに興味を惹かれて近寄ってきている場合があります。飼い主さんが見ているパソコンやスマホの画面を一緒に覗き込んだり、動かしているペン先をじっと見つめたりしている場合が該当します。

我が家の場合、電子ドラムの練習をしていると近寄って来て、真剣にスティックの先を見つめ続ける子がいました。一緒にテレビ鑑賞をする子もいました。その子によって興味を示すものが異なります。一緒に楽しめるものを見つけ、隣に居場所を作ってあげると良いでしょう。

4.暖まりたい

暑い夏よりも、寒い時期になると隣にやって来る率が高まります。理由は、当然寒いのでくっついて暖まりたいからです。

我が家は猫が3匹いましたので、寒くなると椅子の上で3匹が丸くお団子状態になって寝ていました。

飼い主さんと猫のふたり暮らしの場合は、飼い主さんと一緒に暖まりたいと思い、いつの間にか隣に来て体を密着させたり、場合によっては膝の上で丸まったりするのです。同じ理由で、夜になると一緒の布団に入りたがる子も多いです。

5.少しずつ飼い主さんとの距離を縮めている途中

まだ家に迎え入れたばかりで、飼い主さんとの関係を構築中の猫が隣に来て座っている場合、飼い主さんとの距離を縮めている途中経過だと考えられます。

本当はもっと積極的に甘えたかったり、遊んで欲しかったりするのかもしれません。しかしまだ警戒心が解けてはいないので、距離がそこまで縮まっていないのです。徐々に距離が縮まり、座っている姿勢からも力が抜けていきますので、ゆっくりと関係を築いていきましょう。

愛猫に「飼い主の隣」に来てもらう方法

一緒に遊んで距離を縮める飼い主

猫はとても警戒心が強く、臆病な動物です。信頼できて気を許せる相手でなければ、決して警戒心を解きません。

そのため、「愛猫に隣に来て欲しいのに来てもらえない」という飼い主さんは、まだ愛猫との信頼関係が十分に築けていないのだと考えましょう。

無理やり抱き上げて自分の隣に座らせるのはもっての外です。とにかく愛猫の気持ちを優先し、愛猫の行動に合わせましょう。自分から近寄ってくるようになるまでは、最低限のお世話だけをして、普段は無視をするくらいの方が、早く信用してもらえます。

また慣れてきたら、「こっちにおいで」などと声をかけながら、自分の隣を手でポンポンと軽く叩くとか指し示すなどの決まったジャスチャーを付け加え、隣に来たら「よく来たね」と褒めながら優しく撫でてあげると、次第に飼い主さんの意図を理解してくれるようになります。

なお、猫はタバコや香水、薬品などのニオイを嫌う傾向があります。愛猫が嫌がるニオイを身につけていると、隣に来てくれないこともありますので気をつけましょう。

まとめ

飼い主にくっついて座る猫

普段クールな愛猫がそっと近寄り隣に座ってくれるのは、飼い主冥利に尽きる瞬間だといえるでしょう。

なによりも、隣に座るということは飼い主さんのことを信頼し、好いてくれている証拠です。

その関係性を壊さないよう、常に愛猫の気持ちを優先して行動できる飼い主でいたいものです。

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