️1.他の猫と接触させる
他の猫に対して発情をしやすいので、接触できないような環境を構築する必要があります。
一匹のみの完全室内飼いであっても、家の外に猫が通ったり、他の家で住んでいる猫の姿が窓から見えるかもしれません。その場合、発情しても願いを叶えられない状態にさせてしまい、猫にストレスを与えてしまう状態になってしまいます。
他の猫が視界に入らないように、ご自宅の窓などの外が見える場所にはカーテンをして目隠しをしてあげましょう。
️2.叱ったり行動をやめさせる
発情期中に起こす猫の行動を、叱ったり行動をやめさせようとしてはいけません。
興奮している猫は、特有の大きな声で鳴き続けたり、爪とぎやマーキングなど自分をアピールする行動が多くなります。人間から見ると、どうしても問題行動に感じてしまいます。
しかしそれはあくまでも発情期特有の行動。興奮している猫を叱ったり、勝手に行動をやめさせたりしようとするとストレスを与えてしまうため避ける必要があります。
️3.マタタビを与える
マタタビを使い、発情期で興奮している猫の気持ちをはぐらかせようとしてはいけません。
マタタビを使用することで、その時は猫の気が紛れるかもしれません。しかし、過剰に与えてしまうと異常興奮や呼吸困難などを引き起こす危険性があります。
通常とは違う状態の猫に、安易にマタタビを使うことは避けなければなりません。
️4.綿棒で刺激する
猫は、交尾をすることで排卵をする動物です。
『湿った綿棒を用いてメス猫の陰部を刺激すると、排卵を促して発情期が終了する』という情報が出回っているようですが、根拠のある話ではありません。
大切な猫の身体に重傷を負わせてしまう危険性があるので、絶対にやめてください。
️わかりやすい発情のサインとは?
猫の発情サインには、わかりやすいものが少なくありません。
まずは、オス猫を受け入れる交配期を迎えたメス猫が発情のサインを出します。
メス猫はロードシスやローリングをし始めます。「ロードシス」とは、お腹を床につけお尻を高く持ち上げる仕草で、「ローリング」はぐるぐると転がり回る行動です。
一緒に暮らす人間に、体や頭を擦り付ける事も多くなり、徐々に激しさを増します。そしてやがて、赤ちゃんのような大きな声で鳴くようになります。
メス猫の発情をオス猫が察知すると、同じように大きな声で鳴いたり、スプレー尿などマーキングをし始めます。網戸、ふすまなどを破るなど破壊行為や脱走につながることもあります。
️まとめ
今回は、『発情期の猫』にしてはいけないこと4つ わかりやすい発情サインとは?についてお伝えいたしました。
発情は自然な行動ですから、無理にやめさせてはいけません。
しかし発情をしても思いを遂げられない猫自身にもストレスがかかりますので、時期が過ぎるまでは見守ってあげましょう。
なお、愛猫の子孫を残す意思が特になければ、発情の度に訪れるストレスや生殖器疾患の予防目的でも避妊去勢手術という選択肢についても考えてあげましょう。