1.パソコンやゲームの操作
猫は素早く動くものに興味を引かれる傾向があるので、飼い主さんがパソコンやゲームの操作をしている時に、手の動きを「面白い！」と思うようです。
在宅ワーク中にキーボードで文字入力をしていたら愛猫が手を伸ばしてきて、仕事の邪魔をされてしまったという経験がある方は多いのではないでしょうか。
おそらく愛猫は飼い主さんの邪魔をするつもりではなく一緒に遊びたいだけなので、怒ったり無視したりしないであげてくださいね。
一緒に遊んでいるつもりなのに飼い主さんに冷たい態度をとられると、猫も傷ついてしまうかもしれません。
愛猫を悲しませたり機嫌を損ねたりしないために、短い時間でいいので遊び相手になってあげることをおすすめします。
2.猫の目の前を急ぎ足で通る
朝に大急ぎで身支度をしている時や、家事で慌ただしく動き回っている時などに、愛猫の目の前をバタバタと急ぎ足で通ると、テンションが上がった愛猫が飛びついてきたり、足にじゃれてきたりすることがあります。
目の前を素早く通る飼い主さんの足は、猫の狩猟本能を刺激してしまうということでしょう。
突然猫に飛びつかれると飼い主さんも驚くうえに、うっかり愛猫を蹴飛ばしてしまう危険性があるので注意してください。
愛猫の目の前を通る時は、余計な刺激を与えないように歩くスピードを緩めたほうが安全です。
3.髪の毛を揺らす
飼い主さんが髪をかき上げたりして髪の毛が揺れると、猫が面白がって近づいてくることがあります。揺れる髪の毛は猫にとって、猫じゃらしと同じように捕まえたくなるおもちゃなのです。
飼い主さんの髪の毛にじゃれたり、噛みついたりする猫も少なくありません。愛猫の好きなように髪で遊ばせていると、髪の毛が抜けて飼い主さんが痛い思いをしたり、猫が髪の毛を食べてしまったりする可能性があるので気をつけましょう。
髪にシャンプーやトリートメント、ヘアワックスなどが付着していた場合に、猫が有害な成分を舐めてしまう危険性もあります。愛猫の安全のために、飼い主さんの髪の毛では遊ばせないようにしたいですね。
特にロングヘアは猫の興味を引きやすいので、ショートヘアにしたり髪を束ねたりして、髪が揺れないようにするのがおすすめですよ。
まとめ
飼い主さんが普段している何気ない行動には、猫の狩猟本能や好奇心を刺激して「面白い！」と思わせるものがあるようです。
猫がどのようなものに興味を引かれるのかを理解することは、愛猫とのコミュニケーションに役立つでしょう。
一緒に遊ぶ時に髪の毛が揺れるのをイメージしておもちゃを動かしたり、愛猫の運動不足を解消したい時に、パソコンを操作するようにおもちゃを素早く動かして遊びに誘ったりすると、猫の興味を引けるかもしれませんね。
ただし飼い主さんの行動により、愛猫のテンションが上がって思わぬ怪我につながったり、安全とはいえないじゃれ方をしてしまったりする場合もあるのでご注意ください。
もしも危機感を覚えるほど猫を興奮させてしまった時や、猫が髪を噛むなどのやめさせたほうがよい遊びを始めた時には、飼い主さんが一度その場を離れて愛猫をクールダウンさせましょう。