猫は犬に負けないほど賢いって本当?
猫は人間でいうと2歳の子どもと同程度の知能があるといわれており、犬にも負けないほど賢い動物です。
しかし飼い主さんに従順でしつけがしやすく、芸も覚えることから賢いイメージが強い犬と比べて、猫は何度も同じイタズラを繰り返したり、芸を教えても全く覚えなかったりする子が多いのも事実…。猫は賢いはずなのに、どうして犬よりもしつけや芸を覚えさせることが難しいのでしょうか?
実は猫と犬では、何かを学習する時のモチベーションに違いがあります。犬は「飼い主さんに褒められたい」「飼い主さんを喜ばせたい」という気持ちでトレーニングに励みますが、猫にとって重要なのは「自分が興味を持てるか否か」「自分にメリットがあるかどうか」ということです。
猫にしつけや芸のトレーニングをしても、なかなか新しいことを覚えてくれないのは、そもそも猫に「覚えよう」という意欲がないからだったのです。つまり上手に猫の興味を引くことさえできれば、猫も犬と同様の学習能力を発揮して、どんどん賢くなるということではないでしょうか♪
愛猫を賢い猫に育てるコツ
1.ご褒美を与える、たくさん褒める
猫は自分にとっていいことが起こるのなら、新しいこともすぐに覚えられます。しつけや芸のトレーニングが成功した時には、ご褒美におやつを与えることで、愛猫のやる気を引き出しましょう。
また犬ほどではなくても、猫も飼い主さんに褒められることがモチベーションのひとつになります。賢い猫を育てるうえで、大切なのは叱るよりも褒める教育です。愛猫がいいことをした時や新しいことを覚えた時には、ぜひたくさん褒めてあげてくださいね。
2.遊びの一環としてトレーニングをする
猫は楽しく遊ぶことが大好きなので、「お手」や「ハイタッチ」といった芸を覚えさせたい時は、遊びの一環としてトレーニングを行うとよいでしょう。
猫は興味のあることに対しては物覚えがよい一方で、興味を持てないことは全く覚えようとしません。愛猫が乗り気じゃないのに無理にトレーニングをしてもあまり意味がないので、愛猫が興味を持ってくれている時に楽しみながらトレーニングをしたほうが効果的ですよ。
また猫は飽きるのが早いので、モチベーション維持のためにも、トレーニングは短時間で終わらせるのがコツです。
3.知育玩具で遊ばせる
賢い猫に育てるためには、日頃から愛猫が頭を使う機会を設けることが大切です。おもちゃの中におやつやフードを隠せる知育玩具なら、猫が頭を使って遊べるのでおすすめですよ。
長時間集中して遊べるので、留守番中など飼い主さんが遊び相手をしてあげられない時でも、猫のよい退屈しのぎになります。また知育玩具には認知機能の低下を予防する効果もあるので、シニア猫の賢さを維持したい場合にもおすすめですよ。
まとめ
今日のねこちゃんより:りん♂ / 2歳 / ブリティッシュショートヘア / 6kg
猫はもともと賢い動物ですが、その賢さを引き出せるかどうかは飼い主さんの育て方やトレーニング次第です。「うちの子はどうせおバカだから…」などと思わずに、愛猫の賢さを育んでいきましょう!
家のどこかにおやつを隠して宝探しをさせたり、一緒にかくれんぼをしたりといった、頭を使う遊び方を普段から取り入れるのもおすすめですよ。ぜひ楽しみながら、賢さアップを目指してくださいね。