猫が飼い主さんの股の間に入りたがる理由
1.ちょうどよい狭さだから
猫は本能的に、敵から身を守れる狭いところにいることを好みます。飼い主さんの股の間は、体がすっぽりと収まるちょうどよい狭さなので、そこにいると猫は安心するようです。のんびりと寛ぎたい時や眠りたい時に、安心感を求めて飼い主さんの股の間に入ってくる愛猫の姿はとても可愛らしいですね。
2.飼い主さんの匂いがするから
飼い主さんを信頼している猫は、飼い主さんの匂いに安心します。股の間は体臭が強い部分なので、飼い主さんの匂いを感じて安心するために股の間に入ってくる猫が多いようです。
また縄張り意識が強い猫は、飼い主さんの体や衣服に自分の匂いをつけて「この人は自分のモノ！」と主張したがる傾向があります。飼い主さんの股の間に入り込んで自分の匂いをつけることで、より安心したいという気持ちも働いているのかもしれませんね。
3.飼い主さんの体温で温まるから
飼い主さんの股の間に入ると、飼い主さんの体温に包まれて猫の体もポカポカに温まります。寒い時には暖をとることが目的で、飼い主さんの股の間に入ってくる猫も多いでしょう。
愛猫の温もりを感じることで、飼い主さんも体と心がポカポカに温まるのでお互いにとっていいこと尽くめですね♪
4.飼い主さんを母猫のように思っている
子猫は寒い時や安心して眠りたい時に、母猫の匂いや体温を感じられるように母猫の体にぴったりくっつきます。飼い主さんの股の間に入ってくる猫は、飼い主さんのことを母猫のような存在として認識しており、飼い主さんの体温や匂いを感じながら子猫のように甘えたいと思っているのでしょう。
いつまでも子猫気分で甘えてくる愛猫のことを、飼い主さんもぜひ母猫になったつもりで甘やかしてあげましょう。
5.構ってほしい
愛猫が股の間に入ってきた時に、気づかなかったり無反応でいられたりする飼い主さんはまずいないでしょう。飼い主さんに構ってほしい時に、「ここでアピールすれば絶対に気づいてもらえるはず！」と考えて股の間に入ってくる猫もいるようです。
猫なりの可愛らしい作戦なので、飼い主さんは愛猫の気持ちに応えて構ってあげてくださいね。
飼い主さんの股の間に入る猫と入らない猫の違いは？
毎日のように飼い主さんの股の間に入ってくる猫もいれば、全く股の間に入りたがらない猫もいます。猫が飼い主さんの股の間に入るのは、強い信頼関係で結ばれているからこその行動です。愛猫が股の間に入ってくることが多いなら、「信頼されている」「好かれている」と自信を持ってよいでしょう。
一方、飼い主さんの股の間に入りたがらない猫は、まだ飼い主さんに対して心を開いていないのかもしれません。猫は警戒心が強い動物なので、のんびり寛いだり眠ったりして無防備になる時には、飼い主さんのそばにいるよりもひとりでいるほうが安心…という子もいるのです。
いつか愛猫が自分の股の間で無防備に眠っている姿を見たいという飼い主さんは、コツコツと時間をかけて信頼関係を築いていきましょう。
まとめ
今日のねこちゃんより：むぎ♀ / 3歳 / ロシアンブルー / 3.3kg
猫が飼い主さんの股の間に入るのは、「安心したい」「温まりたい」「甘えたい」などの気持ちがあるからです。自分の股の間が愛猫のお気に入りスポットになっているというのは不思議なものですが、「信頼してくれているんだな」と光栄に思って、愛猫の好きにさせてあげましょう。
また愛猫が股の間に入ってきた時は、飼い主さんにとっても愛猫の可愛い寝顔やポカポカの体温を堪能するチャンスです！撫でたり優しく声をかけたりして、さらに絆を深めたいですね。