猫が嫌う『飼い主の行為』4つ!
私達人間にとってはたいしたことではないと思える行為でも、猫にとっては苦痛になるものがいくつかあります。
そこで今回は、猫が嫌う「飼い主の行為」を紹介いたします。今すぐ止めないと大変なことになるかもしれないその理由についても解説いたします。
1.香りの強い柔軟剤や芳香剤を使用する
猫は人間よりも嗅覚が優れています。そのため、香りが強い柔軟剤や芳香剤が苦手なことが多いのです。
単に匂いを強くキャッチしてしまうストレスのみならず、柔軟剤等に含まれるアロマ成分で猫が中毒を起こす危険性が指摘されていますので注意が必要です。
芳香剤は微香タイプのものを、柔軟剤はよりソフトな香りのものを選びましょう。
2.大きな声で驚かす
「わっ!」と大きな声を出したり、手を叩いたりすると、猫が本気で驚きます。そのリアクションがあまりに大きく面白いと感じて、繰り返す人がいますよね。
猫を故意に驚かす行為は猫にストレスを与え、体調不良を招く恐れがあります。絶対にやめましょう。
猫は五感の中でも聴覚がトップクラスに優れていおり、普段の生活でもストレスが溜まりがち。驚かすのではなく、むしろ猫にとってのうるさい音を排除して、労わってあげる必要があります。
3.寝落ちするほど深酒をする
その場で寝落ちするほどのは、宅飲みであっても控えましょう。猫がいるご家庭では大変危険です。
その理由のひとつは、お酒の匂いそのものが猫にとっては苦痛であること。鼻が利く分、逃げ出したくなるほど臭いと感じるでしょう。
もうひとつの理由は、誤飲のリスクです。猫の肝臓ではアルコールを分解することができません。よって、猫がアルコールを舐めてしまうと命に関わります。
さらに、放置したおつまみを食べて体調を崩す恐れがあります。仮に異変に気づいても、寝落ちするほど深酒をしている状態では、動物病院に連れていくことすら難しくなるでしょう。
猫と暮らす飼い主さんは、くれぐれも我を忘れない程度の飲酒に留めるようにしてくださいね。
4.しつこく絡む
猫は単独で生活してきた動物なので、積極的な絡みに慣れていません。しつこく構ったり、追いかけたり、無理やり抱っこをされることが大嫌いです。
執拗に構うとストレスが蓄積し、膀胱炎や消化器症状(下痢や嘔吐)を引き起こす恐れがあります。さらに稀なケースですが、FIPの引き金にもなり得るので気をつけましょう。
スキンシップは愛猫が望むタイミングで、満足してくれたら終了するように心がけましょう。
まとめ
今回は、猫が嫌う飼い主さんの行為を紹介いたしました。嫌がることを続けてしまうと、ストレスが蓄積するだけではなく、病気に発展するものもありましたね。
ひとつでも当てはまるものがある飼い主さんは、今この瞬間から行為を改めましょう。飼い主さんのうっかりが原因で愛猫に危険が及ぶほど悲しいものはありません。
「猫の感覚は人間とは違う」という意識を常に大切にしながら、猫ファーストで気をつけていきましょう。