猫に「ありがとう」が必ず伝わる方法5つ!言葉だけじゃない重要な行動とは

猫に「ありがとう」が必ず伝わる方法5つ!言葉だけじゃない重要な行動とは

一緒に暮らしている愛猫の存在は、私たちの日々の暮らしを楽しく豊かなものにしてくれます。そんな愛猫に「ありがとう」と感謝の気持を伝えたい飼い主さんは、大勢いるに違いありません。どうやって感謝の気持を伝えればよいのかわからないという飼い主さんのために、愛猫に「ありがとう」が必ず伝わるであろう方法をご紹介します。

猫に「ありがとう」が必ず伝わる方法

ベッドの中で飼い主と見つめ合う猫

猫はとても警戒心が強い動物です。たとえ信頼している飼い主に対してでも、全く警戒しないということはありません。そのため、愛猫に感謝や愛情を伝えたいと思ったら、何より大切なことは愛猫の不安を取り除き、愛猫が喜ぶようなことをすることだといえるでしょう。

そして何よりも、分かりやすく伝えることが大切です。猫が喜ぶことは、「食べること」と「気持ち良いこと」と「遊ぶこと」です。そして猫と接する時に気をつけなければならないのは、「適度な距離を保つこと」と「不安にさせないこと」です。

これらのキーワードをベースに、愛猫に「ありがとう」の気持ちを伝える方法を整理していきましょう。

1.優しい声で「ありがとう」と伝える

まずはストレートに、声に出して「ありがとう」と伝えましょう。少し高めの明るく大きすぎない声で、優しく「ありがとう」と呼びかけます。

呼びかける言葉は、かならずしも「ありがとう」である必要はありません。「いいこだね」でも「好きだよ」でも「サンキュ」でも何でも構いません。できるだけ、感謝の気持や愛情を伝える時に使う言葉を統一しておく方が、猫もその言葉を覚えてくれるので良いでしょう。

愛猫に呼びかける際に、以下でご紹介するようなさまざまな行動を合わせて行うと、さらに効果が上がるはずです。

2.愛猫が喜ぶ部位を優しく撫でる

猫は、飼い主さんから撫でられることをとても喜びます。どこを撫でると喜ぶかはその子によって異なりますので、まずは愛猫が喜ぶ部位を見つけましょう。一般的には、耳の裏側の付け根の部分や額、顎の下、背中などを優しく撫でると喜ぶ子が多いです。

気をつけたいのは、あまり長く撫ですぎないことです。目を細めて気持ちよさそうに撫でられていても、時間が経ってくると次第に尻尾をパタパタと振り始めたり、耳を倒したり、身を捩ったりと、嫌がる素振りをし始めます。そうなったら「もうやめて」のサインです。

このサインを見逃さずに撫でるのをやめられれば、愛猫に飼い主さんの愛情がしっかりと伝わります。

3.夢中になるおもちゃの動かし方を追求する

おもちゃで遊ぶ猫と飼い主

猫は狩猟本能を持ち続けています。そのため、毎日短い時間でもおもちゃを使って狩りごっこをしてあげないと、運動不足になったりストレスが溜まったりしてしまいます。私たちの暮らしを楽しく豊かなものにしてくれているお礼の気持ちを込めて、毎日しっかりと遊んであげることが大切です。

おもちゃを本物の獲物さながらに動かせると、愛猫は夢中になって遊んでくれます。直接的な表現方法ではありませんが、上手に愛猫を遊ばせられることは、「ありがとう」の気持ちを伝えるとても大切な行動の一つです。ぜひ、愛猫が夢中になるおもちゃの動かし方を追求してあげてください

4.見つめながらゆっくりとまばたきをする

動物にとって相手の目をじっと見つめることは「かかってくるなら受けて立つぞ」という戦闘モードのサインです。しかし戦う意思がない場合は、ゆっくりと目を細めてまばたきをすることで相手にそれを示します。

愛猫が飼い主さんにゆっくりとまばたきをすることがありますが、それは戦う意思がないことを示すとともに、飼い主さんを信頼し愛情を感じていることを示すサインだといわれています。そのため、飼主さんも愛猫に向かってゆっくりとまばたきをすることで、愛情や感謝の気持を伝えることができるでしょう。

5.ご褒美のおやつをあげる

毎日の暮らしの中では、愛猫が嫌がることをしなければならないことも多々あります。例えば「歯磨き」とか「爪切り」などのお手入れです。またある程度年齢を重ねてくると、慢性腎臓病などのように毎日お薬を飲ませなければならなくなることもあるでしょう。

そういった愛猫が嫌がることを我慢してやり遂げてくれた後は、「◯◯してくれてありがとう!」と感謝の気持を込めて、ご褒美のおやつをあげると良いでしょう。「◯◯をするのは嫌だけれども我慢するとご褒美がもらえる」と覚えてくれるでしょう。

ただし、愛猫を肥満にしてしまわないように、ご褒美のおやつ分のカロリーもきちんと計算し、1日の総摂取カロリーがオーバーしないようにうまく調節してください。

猫が持つ「飼い主の感情を読み取る能力」

じっと飼い主を見つめる猫

私たち人間は、相手に何かを伝えたい時に言葉を使います。猫の知能は人の2〜3歳児の知能に相当するといわれていて、ある程度の単語も覚えられることが分かっています。しかし残念ながら、言葉そのものを理解する能力は備わっていないと考えられています。

とはいえ、猫たちは私たち飼い主のことをよく観察し、表情や声のトーン、話し方、仕草や行動などを総合して、飼い主の感情を読み取る能力を備えていることが分かっています。もちろん、知らない人には関心を示しませんので、いつも身近に接している飼い主に対してだけ発揮してくれる能力です。

この猫の能力を存分に活用することで、私たちの言葉や表情、行動などを駆使して、愛猫に「ありがとう」という気持ちを伝えることができるのです。

まとめ

気持ち良さそうに顎の下を撫でられる猫

愛猫との間に強い信頼関係と愛情の絆が結ばれていれば、飼い主さんの愛情や感謝の気持ちは、必ず愛猫に伝わるはずです。

それは直接的な「ありがとう」の言葉であったり、話しかけ方であったり、撫で方であったり、ご褒美であったり、夢中になって遊ばせることであったりと、方法はさまざまです。

事ある毎にさまざまな方法を駆使して、愛猫に愛情と感謝の気持ちを伝えてあげてください。

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