猫の『留守番』で起きやすいトラブル4つ!飼い主が絶対にすべき対策とは

猫の『留守番』で起きやすいトラブル4つ!飼い主が絶対にすべき対策とは

留守番を得意とする猫でも、飼い主さんの知らないところでトラブルを起こしてしまうことがあります。猫に安全に「留守番」してもらうためにできる事前対策はどのようなことがあるのでしょうか?

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

猫の「留守番」で起きやすいトラブル

鉢植えを倒した猫

留守番に慣れている猫であれば、ペットホテルや知人宅に預けるよりも住み慣れた家の方がストレスなく過ごせるでしょう。

しかし、猫だけでの留守番では、飼い主の思いもよらないトラブルが発生してしまうことも。まずは、猫の留守番で起きやすいトラブルを紹介します。

1.ケガ

猫が留守番中に起きやすいトラブルは、家の中の物を壊されるだけでなく、何かの拍子に物を倒したり落したりして猫がケガをするケースです。

ガラス製品や刃物類、植木鉢などは猫が触れると危険な場合があるため、片づけておくか、猫が立ち入らない部屋に移すといったイタズラ対策をしておきましょう。

2.脱走

猫は人が思っている以上に隙間に入り込むのが得意な動物です。短時間の外出でも開いている窓や扉があると、隙間から脱走してしまう可能性があります。

室内飼育の猫は一度外へ逃げてしまえば生活することができません。また、戸建ての2階の窓やマンションなどの高層階の場合は、猫が転落してしまう危険性もあるため注意が必要です。

3.誤飲や誤食

猫に興味をもたれやすい物が手の届くところにあると、誤飲や誤食をしてしまう可能性があります。

たとえ猫にとって危険な物を片づけていたとしても、ゴミ箱の中は見落としがちです。ビニール類がゴミ箱から出ていると、猫が引っ張り出して遊んでしまうので、そのまま誤飲してしまうかもしれません。

その他にも紐や羽根などの装飾がついた猫おもちゃは、飼い主さんの知らないところで誤食し、トラブルの元となってしまうことがあります。

4.トイレ以外での粗相

猫がトイレ以外の場所で粗相をすることは留守番中に多いトラブルです。掃除されていないトイレが粗相の原因となっていることが多いですが、飼い主さんのいない寂しさや不安から粗相をしてしまう場合もあります。

普段からひとりでいることに慣れている猫でも、留守番の時間が長すぎるとトイレにまつわるトラブルに発展しやすくなるでしょう。

飼い主が留守番中にすべき対策は?

リビングの猫
  • 猫が倒しそうな物を撤去する
  • 扉や窓の戸締りを確認する
  • 室内の温度調節を徹底する
  • フードと水は十分な量を用意
  • 猫トイレは予備も用意しておく

猫だけの留守番では、飼い主さんがお世話をしてあげられないため、トイレと食事の準備には十分に配慮してあげましょう。

猫トイレは掃除ができないので簡易トイレを用意しておくと安心です。フードや飲み水は、いつもの食器と合わせて自動の給餌器や給水器を使用するなど複数に分けておけば、食器を倒してしまっても安心です。

とくに好奇心が旺盛な若い猫は、さまざまな物に興味をもつため、猫が誤飲しそうなものや危ないものは事前に撤去しておくようにしましょう。

スマホと連動できる見守りアプリもあるので、猫の様子が心配な方は活用してみてもいいですね。

まとめ

脱走する猫

猫は一般的に留守番できますが、猫によっては環境の変化によるストレスから問題行動が目立つようになります。

猫だけの留守番のときには、今回ご紹介したようなトラブルを飼い主さんが事前に把握して対策を行うことで、未然に防ぐことができます。

猫に合わせた安全な環境を整えて、留守番中も快適に過ごさせてあげたいですね。

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