1.お世話してくれること
猫にとって過酷な野生時代と違い、食べるものに困らない生活はとても嬉しいことであると思います。またトイレがいつも清潔に保たれていることも、綺麗好きな猫にとって有難いことでしょう。
定期的にブラッシングをしてもらったり、体調管理をしっかりとしてくれることにも感謝しているかもしれません。
そんな毎日のお世話をしてくれる飼い主さんに、猫は「恩」を感じているのではないでしょうか。
猫が家族の中で一番懐きやすい対象は「お世話をしてくれる人」の場合が多い、ということからも分かるように、そのように感じてくれている猫が多いのかもしれませんね。
2.そばにいてくれること
「猫は単独での行動を好む生き物」と認識されがちですが、実際には人のそばにいることが好きで、寂しがりな性格の子も多かったりします。
そんな猫にとって大好きな飼い主さんがいつもそばにいてくれるのは、大きな安心感にも繋がっていることでしょう。
だからこそ飼い主さんが寂しい思い、悲しい思いをしている時に愛猫がそっと寄り添ってくれた、というエピソードをよく耳にするのではないでしょうか。
猫が感じている恩を分かりやすく示してくれることはないかもしれませんが、飼い主さんが辛い時には恩返しをしてくれているのだと考えると、なんだか嬉しい気分になりますね。
3.命を救ってくれたこと
元保護猫が保護されるまでには様々な経緯があると思いますが、ケガをして動けなくなっているところや病気で動けなくなっているところを保護された子も多いはずです。
もちろん、生まれたばかりの子猫が母猫に置いていかれ、衰弱していたところを保護された、という話も多いですよね。
そのような命の危機から救ってくれて「うちの子」として迎え入れてもらえたことを、猫はとても感謝してくれていると思いますよ。
まとめ
『猫は3日で3年の恩を忘れる』という言葉がありますが、今ではこの言葉は、素っ気ない態度を取りがちな性格の猫が目立ってしまっために生まれた言葉かもしれない、と考えられているようです。
もし猫が本当に恩をすぐに忘れてしまうのであれば、飼い主さんにいつまでも懐くはずがないですし、世の中にこれだけ多くのほっこりするエピソードが存在するはずがありませんよね。
猫はとても記憶力の良い生き物ですが、特に印象に残ったことをはっきりと覚えているそうです。そのため、嫌な思いや痛い思いをしたことのほうが記憶に残りやすいのだそうです。
しかしそれでも、飼い主さんとの出会いや、今回ご紹介したようなこともきっと強い印象として記憶に残してくれているでしょうから、ふとした時に恩を返してくれるかもしれませんよ。