「猫アレルギー」の人のしてはいけない行為
猫アレルギーの人が猫と暮らし続けるためには、いくつか気をつけるべきことがあります。
ここでは、猫アレルギーの人がしてはいけない行為を紹介いたします。あわせて、症状を抑える方法も紹介していきます。
1.猫吸いをする
猫吸いは、猫の体に直接顔を埋めたり、そのまま 深い呼吸をする行為です。猫アレルギーがある場合は、症状を悪化させてしまう恐れがあります。
目や鼻に直接的な刺激が加わるような濃厚接触は控えておきましょう。
2.ブラッシングをしない
猫アレルギーの原因物質(アレルゲン)は、「Fel d 1(フェルディ1)」というタンパク質です。この物質は、猫の唾液や皮脂腺に含まれていることが多く、被毛にも付着しています。
ブラッシングをしないまま放置すると、アレルゲンに触れる機会が増えてしまいます。こまめにブラシをかけ、余計な被毛を除去しておきましょう。可能であればシャンプーも行ってください。
尚、ブラッシング中は被毛が舞いやすくなります。マスクを着用してケアを行うと良いでしょう。
3.部屋の掃除を怠る
猫のケアと同様に、部屋の掃除も疎かにしてはいけません。抜け落ちた被毛がアレルゲンになりますし、ほこりと一体化することで厄介なハウスダストになってしまいます。
掃除機をかけられる日は積極的にかけるようにしてください。困難な場合は、クイックルワイパーを活用すると良いでしょう。できる限り抜け毛を放置しないことが大切です。
4.排泄物を放置する
「Fel d 1」は猫の排泄物にも含まれるので、そのままにするのは良くありません。排泄物の存在に気づき次第、速やかに処分するように心がけましょう。
また、1ヶ月に1回程度のペースでトイレ本体を洗うようにしてください。そのタイミングで猫砂を入れ替えると清潔な状態をキープすることができるので、アレルゲンを減らすことにつながります。
5.一緒に寝る
猫と一緒に寝るのは飼い主さんの醍醐味でしょう。しかし猫アレルギーがある場合は、それなりにリスクがある行動です。
例えば、「布団を共有することでアレルゲンに触れやすくなる」「顔のそばで眠られる可能性がある」「就寝中に顔や手を舐められる(甘噛みされることもある)」などが挙げられます。
しかも、猫には「換毛期」という抜け毛が多い時期も存在することから、一緒に同じ場所で眠ることは勧められません。
最初から別室で眠るようにするか、ケージに入れて眠る習慣をつけておくと良いでしょう。どちらも難しい場合は、寝具の洗濯や掃除をこまめに行ってください。
まとめ
今回は、「猫アレルギー」の人が絶対してはいけない行為を紹介いたしました。
たとえ猫アレルギーがあったとしても、その度合いに応じて対策をすれば、一緒に暮らすことは可能です。ただし、症状が悪化しないように気をつけなければなりません。
アレルゲンを上手に除去したり減らしたりしてお医者様と相談しながら、少しでも暮らしやすい工夫をしてみてください。