猫は男性よりも女性が好きって本当?
猫は男性よりも女性を好み、女性のほうがすぐに猫と仲良くなれるというイメージが浸透していますよね。家族で猫を飼っていても、お母さんや娘はすぐに懐いてもらえるのに、なぜかお父さんだけがいつまでも警戒されている…というケースは珍しくないようです。
もちろん猫の好みに男性と女性で差があるかどうかは個体差もあり、男女問わず誰にでも懐く子もいれば、誰に対しても警戒心をあらわにする猫もいます。なかには「家族の中でも特にお父さんが大好き♡」という猫もいるので、「男性だから猫には好かれない」と諦める必要はありません。
とはいえ一般的に猫が女性を好むといわれているのは事実で、猫の飼い主さんに聞いても「猫は女性のほうが好きだと思う」という方が多いとのこと。では、どうして猫は男性よりも女性を好むのでしょうか?男性と女性の違いや猫の特性から、猫が女性を好む理由を考えてみましょう。
猫が男性より女性を好む理由
1.高くて優しい声に安心する
男性と女性の違いのひとつは声の高さです。男性は声が低いので、猫には威嚇しているように聞こえてしまいます。一方女性は声が高いので、猫は安心感を覚えるようです。また男性のほうが大きな声で話し、女性は優しい声で話すことが多いという傾向もあり、話し方の違いも猫に与える印象に差を生んでいるのでしょう。
猫に警戒されがちな方は、声のトーンを通常よりも高めにして優しく話しかけてみると、猫が安心して近寄ってきてくれるかもしれませんね。
2.体が小柄で目線が低いため威圧感がない
男性と女性では体の大きさも違います。猫にとって、身長が高く体つきもがっしりしている男性は威圧感があって、ただそこにいるだけで怖く感じてしまうのです。一方で女性は、男性と比べると小柄なので威圧感があまりありません。
また猫と接する時も、男性は立ったまま高いところから声をかけたり撫でたりすることが多いですが、女性はしゃがんだり座ったりして目線を猫に合わせて低くする傾向があるようです。このような接し方の違いも、女性の方が猫に安心感を与えて、好印象を持ってもらえる要因となっているのでしょう。
男性や長身の女性が猫と接する時には、ぜひ目線を低くして威圧感をなくす努力をしてみてください。
3.猫と一緒にいる時間が長い
女性の社会進出が進んでいるとはいえ、現代でも家事やペットのお世話などは女性が中心にしているというご家庭が多いのではないでしょうか。特に専業主婦や時短勤務をしている女性は、家で猫と一緒にいる時間が長いので自然と猫との距離が縮まります。
一緒にいるうちに猫との接し方も上手になるうえに、猫は誰が自分のお世話をしてくれているかがわかっているので、家族の中でお母さんに1番懐いている猫が多いのは当然のことなのかもしれませんね。
一方、朝から晩まで仕事で家にいないお父さんは、愛猫に家族として認識してもらうまでに時間がかかるのも仕方がないことです。一緒にいられる時間が短いぶん、おもちゃで遊んだりおやつを与えたりして絆を深めましょう。
ただし遊びの最中に大きな声を出して驚かせたり、癒しを求めてしつこいスキンシップをしたりすると、逆効果になって嫌われてしまうので注意してください。
まとめ
猫が男性よりも女性を好むのは、女性のほうが猫に安心感を与えられることが大きな理由になっているようです。猫は警戒心が強い動物なので、「怖くない」「安心して近づける」というのが、猫に好かれるうえで何より重要なポイントなのでしょう。
地声の高さや体の大きさはどうすることもできませんが、猫と接する時の態度に気をつければ、男性も猫に好かれやすくなるはずですよ!
また男女問わず、猫の気持ちを尊重できる人は自然と猫に好かれます。甘えたい時に甘えさせてくれて、そっとしておいてほしい時にはそっとしておいてくれる人が、猫にとって一緒にいて心地よい人なのです。
猫の特性を理解して猫の望む接し方をすることが、猫に好かれる1番のコツということですね。もっと猫と仲良くなるために、ぜひできることから試してみてください♪